12月17日のNY為替概況

2019年12月18日 05:57

印刷

記事提供元:フィスコ


*05:57JST 12月17日のNY為替概況
 17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円62銭から109円44銭まで弱含んで引けた。

貿易を巡る不透明感が解消しつつあるほか、予想を上回った米国の経済指標を受けて景気先行き見通しが改善、米債利回りの上昇に伴うドル買い、リスク選好の円売りが継続した。株式相場が伸び悩むに連れ、じり安となった。

ユーロ・ドルは、1.1172ドルから1.1145ドルまで下落して引けた。ハードブレグジットへの懸念が再燃しユーロの上値が抑制された。

ユーロ・円は、122円42銭から122円04銭まで下落。

ポンド・ドルは、1.3184ドルから1.3100ドルまで下落した。

英国のジョンソン首相が欧州連合(EU)離脱後の移行期間で2020年以降の延長を阻止するため欧州連合(EU)に包括的な貿易協定締結を迫る計画だと伝えられたため、ハードブレグジットへの懸念が再燃しポンド売りが優勢となった。しかし、ジョンソン首相とフォンデアライエン欧州委員長は期日までの貿易協定締結に向けて取り組んでいく方針で一致したと報じられると、ポンド売りが一服。
_NEW_LINE__

ドル・スイスは、0.9818フランから0.9796フランまで下落した。
_NEW_LINE__
  

[経済指標]

・米・11月住宅着工件数:136.5万戸(予想:134.3万戸、10月:132.3万戸←131.4万戸)・・米・11月住宅建設許可件数:148.2万戸(予想:141.4万戸、10月:146.1万戸)・米・11月設備稼働率:77.3%(予想:77.4%、10月:76.6%←76.7%)・米・11月鉱工業生産:前月比+1.1%(予想:+0.9%、10月:−0.9%←-0.8%)・米・10月JOLT求人件数:726.7万件(予想:700.9万件、9月:703.2万件←702.4万件)

  《KY》

関連記事