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マクドナルド、京都市西京区に国産材使った店舗開店 景観にも配慮
国産材を外壁に活用したマクドナルド五条桂店(日本マクドナルド発表資料より)[写真拡大]
日本マクドナルドは16日、京都市西京区上桂三の宮町に国産材を外壁などに積極的に活用した店舗「マクドナルド五条桂店」をオープンした。林野庁が進める国産材活用のネットワーク「ウッド・チェンジ・ネットワーク」に賛同した店舗で、京都らしい景観に配慮して街の雰囲気との調和も目指している。
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マクドナルド五条桂店は、店舗外壁の装飾に国産材約70平方メートルを配置、黒をベースとした外観に木材ならではの温かさを付け加えて街の雰囲気に合うよう工夫した。落ち着きがある色合いやひさしを持つ店舗のデザインは、京都市市街地景観整備条例に則っている。
ウッド・チェンジ・ネットワークは、林野庁が2月から展開している国産材利用促進活動で、戦後に造成したスギなどの人工林が利用期を迎えているにもかかわらず、安い外国材に押されて利用が伸びていない現状を打開するのが狙い。持続可能な林業の実現は山村の振興だけでなく、環境保護の面からも必要性が高いことから、国産材を利用しやすい環境づくり、利用促進に向けたプラットフォーム構築が進められている。
日本マクドナルドはこうした林野庁の取り組みに賛同し、新規出店や建て替え、改装する店舗の軸組をこれまでの鉄骨から国産材に切り替えるほか、外装の一部にも活用して利用促進の一翼を担う方針。12月下旬に開店を予定する茨城県牛久市猪子町のマクドナルド牛久店でも、外装などに国産材を活用している。
マクドナルドの新店舗について、林野庁木材利用課は「マクドナルドの取り組みはウッド・チェンジの具体例。これをきっかけに多方面で国産材の活用が進み、日本の森林と地域が活性化することを期待する」とコメントしている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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