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日経平均は7日続伸、「業績底打ち」期待は実態伴うか?/後場の投資戦略
記事提供元:フィスコ
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;22975.13;+107.86TOPIX;1662.91;+14.48
[後場の投資戦略]
米中協議の進展期待や良好な企業業績を背景に米国で株高と長期金利の低下、為替の円安進行が進み、これを追い風に日経平均はおよそ1年ぶりに23000円台を回復する場面があった。日本でも今週から企業決算の発表が本格化。輸出企業を中心に減益決算や業績下方修正は相次いでいるが、ファナックやキヤノンが朝安後に下げ渋ったことは安心感につながっているようだ。企業業績の底打ち期待、決算発表後のあく抜け期待はなお強いことが窺える。本日からの連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げが見込まれる米国を中心とした世界的な金融緩和の流れも景気の下支えとして期待されている。
ただ、設備投資関連として注目されるファナックの決算に対する市場評価を見ると、中国を中心に厳しい事業環境が続いており、業績底打ちとみる向きは少ない。キヤノンは既存事業の減速が続き、株価急反発した日東電すら先行きについて慎重な見方が多い。米中協議の進展期待や金融緩和の流れが足元の株価を支えているものの、決算を受け実態を慎重に見極める必要はありそうだ。なお、本日は富士通<6702>、HOYA<7741>、NTTドコモ<9437>などが決算発表を予定している。(小林大純)《HI》
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