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今日の為替市場ポイント:英国のEU離脱で不透明感残る
記事提供元:フィスコ
*08:27JST 今日の為替市場ポイント:英国のEU離脱で不透明感残る
17日のドル・円相場は、東京市場では108円65銭から108円85銭まで上昇。欧米市場でドルは108円94銭まで買われた後に108円46銭まで反落し、108円62銭で取引を終えた。
本日18日のドル・円は108円台で推移する見通し。英国と欧州連合(EU)は17日、新たな離脱案での合意を発表したが、同案の英議会通過の保証はないことから、リスク選好的な円売りはやや抑制される可能性がある。
英国と欧州連合(EU)は17日、EU離脱協定案を修正することで合意したことから、各市場でリスク選好的な取引が一時拡大した。しかしながら、北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP)は19日の議会審議で新たな合意案に反対する意向を表明し、労働党のコービン党首も新合意案に批判的な見解を表明したことから、リスク選好的な取引はやや縮小している。
英議会は期限までに合意案が承認されなければ、ジョンソン首相に離脱延期の要請を義務付ける法案をすでに可決しているが、首相は延期には応じない姿勢を変えていないため、19日に行なわれる英下院での特別審議で離脱合意案が承認されない場合、英国のEU離脱を巡る情勢は流動的となり、各市場でリスク回避の取引が再び広がる可能性がある。《CS》
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