新興市場銘柄ダイジェスト:ジョルダンはストップ高、アテクトが急騰

2019年8月23日 15:46

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記事提供元:フィスコ


*15:46JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ジョルダンはストップ高、アテクトが急騰
<4241> アテクト 1397 +227
急騰。21日に2つの自動車用VG(Variable Geometry)ターボへの取組みについて発表し、引き続き買い材料視された。過去2年以上に渡って進めてきた転位強化技術の開発により、MIM技術を用いたノズルベーンの耐熱温度を飛躍的に向上させることに成功したという。今後、環境対策エンジンとして伸ばすターニングポイントとなるとしている。

<3710> ジョルダン 1550 +300
ストップ高。子会社のJ MaaSが野村総合研究所<4307>と資本業務提携に向けた基本契約を締結したと発表している。J MaaSは移動に関わるすべてのサービスの提供をスマートフォンで完結できるプラットフォーム「MaaSサプライヤー」を目指している。野村総研が保有する企画力やシステム開発などとの協力・協調を進め、MaaSビジネスの拡大を図る。

<6561> HANATOUR 819 -14
急落で上場来安値。韓国が日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めたことが嫌気され、売りが膨らんだ。同社は韓国からの訪日旅行客の減少を背景に、14日に19年12月期の営業利益を従来予想の20.04億円から3.32億円(前期実績9.18億円)に下方修正している。GSOMIAの破棄で日韓関係の改善が遠のき、韓国からの訪日旅行客の回復も見込みにくい状況になったとの観測が広がっている。

<3135> マーケットE 2729 +309
急伸。21日に開催した決算説明会の資料と議事・質疑応答を公表し、材料視された。9月から中古スマートフォンでのSIMロック解除が解禁されることを受け、小林泰士社長CEOが「格安SIMのマーケットもさらに拡大する」と説明、同社の「iPhone格安SIM通信」などで集客増が期待できるとの見方から買いが集まった。営業利益率を改善させながら投資を進める方針を示したことも好感されたようだ。

<3559> ピーバン 1114 +12
大幅に3日ぶり反発。11万株の立会外分売を23日に実施すると発表している。分売値段は1069円。東証本則市場への市場変更の準備を進めており、形式要件の充足を図ることが目的。同社は9日に23-28日に立会外分売を行うことを明らかにしており、実施決定を受けて需給悪化懸念が後退するとの見方から先回り買いが入った。13日に年初来安値(1080円)を付けており、値頃感も買いやすさにつながったようだ。

<3907> シリコンスタ 2017 +18
朝高後上げ幅を縮小。Googleのゲームプラットフォーム「STADIA」にミドルウェア「YEBIS3」の提供を開始したと発表している。YEBISを使うことにより、高品質なグラフィックス映像表現が可能になるという。ゲームパブリッシャーやデベロッパーの事業拡大に貢献するとともに、ビジネス拡大を図る。Googleのプラットフォームへの提供開始で将来の利益が拡大するとの期待から買いが集まった。《ST》

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