新興市場銘柄ダイジェスト:ドーン は急伸、ユニバーサルが大幅に4日続伸

2019年8月21日 15:36

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記事提供元:フィスコ


*15:36JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ドーン は急伸、ユニバーサルが大幅に4日続伸
<7039> ブリッジ 1267 +87
急伸。7万株の立会外分売を21日に実施すると発表。分売値段は1157円。株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図ることが目的。同社は13日に21-23日に立会外分売を行うことを明らかにしており、実施決定を受けて需給悪化懸念が後退するとの観測から先回り買いが入っている。20日に年初来安値(1160円)を付けており、値頃感も買い戻しの要因になったようだ。

<4437> GDH 2757 +198
急伸。東急住宅リースと両社のノウハウ活用と協力体制の構築を目的に業務提携したと発表している。gooddays HDが提供するWEB入居申込サービス「Conomy(コノミー)」に関する利用状況の調査や仲介会社へのヒアリングを実施し、書面によるやりとりが多い賃貸不動産管理業界でWEB入居申込手続きを促進する。仲介会社や管理会社の業務効率化や入居希望者の利便性向上を目指す。

<3936> グローバルW 2445 -79
大幅に続落。スイス子会社TimeTicketの全株式を国内子会社のタイムチケットに譲渡すると発表。タイムチケットは0.62億円の第三者割当増資を実施し、TimeTicketのIEO(暗号資産による資金調達)準備費用や営業・開発体制の強化に充てる。グローバルウェイ<3936>株はスイス子会社への期待から短期間で急伸しており、株式譲渡で当面材料が出尽くしたとみた向きが利益確定売りを出したようだ。

<2303> ドーン 1213 +209
急伸。兵庫県警察本部と連携し、110番通報の際にスマートフォンによるビデオ通話を行うシステム「Live110(仮称)」の実証実験を開始したと発表している。実験期間は20日から9月10日まで。通報現場の視覚的な情報をリアルタイムで収集することができる映像通報システムを活用し、迅速で的確な初動警察活動を強化する狙い。実証実験開始が将来の利益拡大につながるとの期待から買いが集まった。

<6425> ユニバーサル 3220 +140
大幅に4日続伸。株主還元施策として自社株取得を実施する方針を発表している。具体的な内容は改めて開示するとしている。同社は7月に17万5000株(約6.0億円)の自社株買いを実施するなど株主還元を進めている。新たな自社株買いを打ち出したことが好感されているほか、16日に年初来安値(2904円)を付け、値頃感が出ていることも買いやすさにつながっているようだ。

<3236> プロパスト 143 +7
大幅高。20万株(0.3億円)を上限に自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は0.71%。取得期間は21日から10月31日まで。経営環境の変化に対応し、機動的な資本政策を遂行することが目的。自社株買いに加え、6日に直近安値(130円)を付けた後、株価が底堅く推移していることも買いを後押ししているようだ。《ST》

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