新興市場銘柄ダイジェスト:オイシックスは急伸、アマガサが年初来高値

2019年6月27日 16:01

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記事提供元:フィスコ


*16:01JST 新興市場銘柄ダイジェスト:オイシックスは急伸、アマガサが年初来高値
<7678> あさくま 1630 -
公開価格(1250円)を46.7%上回る1834円で初値を付けた。設立年月日は48年12月10日。「ステーキのあさくま」の店舗展開を主業態とするレストラン事業が柱。20年3月期の営業利益予想は前期比31.7%増の8.37億円。既存店売上高が前期比0.1%減となる一方、新規出店分が82.6%増に伸長し、業績を牽引すると見込む。売上原価の伸び抑制も利益の押し上げに寄与する見通し。

<7046> TDSE 2941 +63
大幅続伸。日本マイクロソフトが進めるMicrosoft Partner Network for Industryに参画したと発表。両社はAI分野で戦略的なパートナーシップを構築しており、製造・流通・金融・医療の各領域で独自AIブランド「scorobo」を活用したソリューションを2-3年かけて展開する。また、企業間連合で大規模なAIシステム開発が伴うソリューションを展開していくとしている。

<3070> アマガサ 399 +28
年初来高値更新。固定資産として倉庫用不動産を譲渡すると発表している。譲渡益の0.27億円は、20年1月期第3四半期に固定資産売却益として特別利益に計上する。財務体質の改善及び資産効率の向上を図るためで、本社機能の圧縮及び物流業務の外部委託などの一環。

<4931> 新日本製薬 1615 -
公開価格(1470円)を13.2%上回るとなる1664円で初値を付けた。設立年月日は92年3月11日。事業内容は化粧品や健康食品、医薬品の企画および販売。19年9月期の営業利益予想は前期比4.3%増の26.00億円。通信販売が堅調に推移するほか、直営店舗販売・卸売販売や海外販売が伸長すると見込む。第2四半期累計実績は14.47億円で着地しており、進捗率は55.7%となっている。

<4597> ソレイジア 183 0
大幅に続伸後下げ戻す。経皮吸収型5-HT3受容体拮抗薬のSancusoが中国臨床腫瘍学会の発行する「がん治療時の悪心及び嘔吐の治療用ガイドライン」で、がん治療時の標準的な制吐療法の選択肢として新たに収載されたと発表している。同社は「業績への貢献は中長期に渡り及ぶものと認識している」と評価している。ガイドライン収載で中国での需要が拡大するとの期待から、投資資金が流入した。

<6573> アジャイル 1085 +39
急伸。マーケティングソリューション「PRISM(プリズム)」を開発するクリエ・ジャパンの全株式を取得し、子会社化すると発表している。PRISMは顧客に最適化された動画を生成・配信することが可能で、興味喚起から成約まで幅広く効果を発揮するという。取得価額は非開示。アジャイルメディア・ネットワーク<6573>のマーケティング支援サービスにクリエの動画ソリューションをつなげ、シナジーを図る。

<3182> オイシックス 1380 +72
急伸。ヤマトホールディングス<9064>および農林漁業成長産業化支援機構を割当先に、第三者割当で新株58万6000株を発行すると発表している。調達資金の7.96億円は食品流通全体サプライチェーンのネットワーク構築への設備投資に充当する。ヤマト運輸とは共同の取り組みである「ベジネコプロジェクト」の推進などで基本合意書を締結しており、将来の利益向上につながるとの評価から買いが集まったようだ。《FA》

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