【株式市場】中国景気敏感株が高く始まり日経平均も一時181円高まで上げて反発基調

2019年5月10日 12:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万1545円72銭(143円59銭高)、TOPIXは1563.02ポイント(12.31ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億9712万株

 5月10日(金)前場の東京株式市場は、日本時間の10日午後1時に米国が中国への関税上乗せを発動するとされたが、中国景気に敏感とされるコマツ<6301>(東1)や安川電機<6506>(東1)などが高く始まり、日経平均も29円高で始まった。トランプ大統領が貿易協議の合意に向けて「可能性はある」と述べたとされ、11時にかけて181円96銭高(2万1584円09銭)まで上げた。トランプ氏と習主席が日本時間の11時頃に電話会談との観測も出た模様。日経平均の前引けは143円59銭高(2万1545円72銭)となった。東証2部指数は安いが、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 科研製薬<4521>(東1)が9日発表の自社株買いや3月決算などを注目要因に活況高となって出直り、アクロディア<3823>(東2)は引き続きカジノ向けのオンラインビンゴゲームシステムなどが注目されて一段高。アスカネット<2438>(東マ)は樹脂製の空中結像プレート量産化が材料視されて上値を指向。ミサワホーム中国<1728>(JQS)はトヨタ自動車とパナソニックの住宅事業統合に絡む思惑とされ2日連続急伸。

 東証1部の出来高概算は7億9712万株、売買代金は1兆4612億円。1部上場2140銘柄のうち、値上がり銘柄数は1721銘柄、値下がり銘柄数は366銘柄となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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