ソフトバンクは反発の動き強める、20年3月期も収益拡大期待

2019年5月7日 11:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

ソフトバンク<9434>(東1)に注目したい。19年3月期増収増益予想である。20年3月期は料金値下げ影響が懸念されるが、スマートフォン契約数が順調に増加して収益拡大を期待したい。

ソフトバンク<9434>(東1)に注目したい。19年3月期増収増益予想である。20年3月期は料金値下げ影響が懸念されるが、スマートフォン契約数が順調に増加して収益拡大を期待したい。[写真拡大]

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■決算発表を機に動意づく可能性も

 ソフトバンク<9434>(東1)に注目したい。19年3月期増収増益予想である。20年3月期は料金値下げ影響が懸念されるが、スマートフォン契約数が順調に増加して収益拡大を期待したい。配当性向85%程度を目安としており、増配も期待される。株価は競争激化、料金値下げ影響、設備投資負担などが警戒されて上値の重い展開だが、4月の直近安値圏から反発の動きを強めている。5月8日予定の決算発表を機に動意づく可能性もありそうだ。

■モバイル通信事業の基盤拡大と新規戦略領域の拡大で中期成長目指す

 ソフトバンクグループ<9984>中核の通信事業会社で、18年12月東証1部に新規上場した。

 通信事業はターゲットに合わせたマルチブランド戦略で、大容量・ビジネスユーザー向けのソフトバンク、ライトユーザー向けのワイモバイル、10代~20代前半向けのLINE MOBILEを展開している。なおワイモバイルは20年3月期上期に端末分離プランを導入予定である。また5Gサービスを20年3月期から順次開始予定である。

 中期成長を目指して「Beyond Carrier戦略」を推進している。スマートフォン契約数増加など主力のモバイル通信事業の基盤拡大をベースに、ソフトバンクグループの投資先と連携した新規領域を拡大する。

 新規の戦略領域としては、法人事業におけるロボット、AI・RPA、セキュリティ、デジタルマーケティング、クラウド、IoTなどの領域、PayPayによる実店舗QRコード・バーコード決済領域、WeWork Japanによる最先端シェアオフィス領域、DiDiモビリティジャパンによるタクシー配車サービス領域などの拡大を目指す方針だ。

■配当性向85%目安

 成長と株主還元を両立して高い株主還元を追求するため、連結配当性向85%程度を目安として安定的な配当を目指すとしている。19年3月期の配当予想は、株式上場から期末配当基準日までの期間を勘案して、年間37円50銭(期末一括)としている。20年3月期も維持・拡大の方向を示している。

■19年3月期増収増益予想、20年3月期も収益拡大期待

 19年3月期連結業績(IFRS)予想は、売上高が18年3月期比3.3%増の3兆7000億円、営業利益が9.7%増の7000億円、親会社所有者帰属当期利益が4.8%増の4200億円としている。

 第3四半期累計は4.9%増収、18.5%営業増益、18.7%最終増益で、通期予想に対する進捗率は売上高75.0%、営業利益90.7%、親会社所有者帰属当期利益94.3%と順調だった。第3四半期末のスマートフォン累計契約数は18年3月期末比10%増の2146万件だった。スマートフォン解約率は0.79%で過去最低を更新した。ブロードバンド契約数は10%増の752万件だった。

 通期ベースでも好業績が期待される。20年3月期は料金値下げ影響が懸念されるが、端末割引縮小でカバーする見込みだ。スマートフォン契約数が順調に増加して収益拡大を期待したい。また増配も期待される。

■株価は反発の動き

 株価は競争激化、料金値下げ影響、設備投資負担などが警戒されて上値の重い展開だが、4月2日の直近安値1215円から反発の動きを強めている。5月8日予定の決算発表を機に動意づく可能性もありそうだ。4月26日の終値は1312円、前期推定連結PERは約15倍、時価総額は約6兆2807億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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