NY株式:NYダウ59ドル安、グラマンやキャタピラーなどの決算を嫌気

2019年4月25日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:00JST NY株式:NYダウ59ドル安、グラマンやキャタピラーなどの決算を嫌気
米国株式相場は下落。ダウ平均は59.34ドル安の26597.05、ナスダックは18.81ポイント安の8102.01で取引を終了した。複数の主要企業決算が嫌気されたほか、昨日のS&P500及びナスダック総合指数の最高値更新を受けて利益確定の動きも広がり、寄付き後から揉み合う展開となった。米長期金利の下落も嫌気された。しかし、1-3月期決算発表を終えた企業の約8割で収益が市場予想を上振れたとの報道もあり、決算への期待感から下値は限られた。セクター別では、耐久消費財・アパレルや不動産が上昇する一方で電気通信サービスやエネルギーが下落した。

防衛企業のノースロップ・グラマン(NOC)は、売上高が予想を下振れ下落。建設機械のキャタピラー(CAT)は、中国を含むアジア太平洋地域の建設機械販売が減少し軟調推移。通信大手のAT&T(T)は、加入者数の減少幅が予想よりも大きく売られた。一方で、石油大手シェブロン(CVX)による買収に合意していた独立系石油ガス生産のアナダルコ(APC)は、同業オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)から380億ドルの買収案を提示され急騰した。

マーケット終了後に、SNSのフェイスブック(FB)が発表した1-3月期決算は、売上高、調整後一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。

Horiko Capital Management LLC《FA》

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