【株式市場】紙幣一新に関する銘柄が続々ストップ高など材料株が強く日経平均は軟調

2019年4月9日 12:00

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万1722円19銭(39円46銭安)、TOPIXは1611.23ポイント(8.91ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億4074万株

 4月9日(火)前場の東京株式市場は、政府が紙幣のデザインを一新すると伝えられ、日本金銭機械<6418>(東1)、オーイズミ<6428>(東1)、グローリー<6457>(東1)、高見沢サイバネティックス<6424>(JQS)がストップ高となり、つれて材料株物色が活発化した。日経平均は取引開始後の50円23銭高(2万1811円88銭)を上値に軟調なまま小動きを続け、前引けは39円46銭安(2万1722円19銭)となった。東証2部指数、日経JASDAQ平均も高い。一方、マザーズ指数も安い。

 ソニー<6758>(東1)が米ヘッジファンドのサード・ポイントによる買い増し観測を受けて戻り高値に進み、キャンバス<4575>(東マ)は米国の学会での発表などへの評価が再燃とされて急反発のストップ高。ユビテック<6662>(JQS)は紙幣のデザイン一新が材料視され活況高。オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は「テロメライシンOBP-301」に関する中外製薬<4519>(東1)とのライセンス契約が注目されて買い気配のままストップ高だが8日の大引間際から動意が急だったため醒めた目も。

 東証1部の出来高概算は5億4074万株、売買代金は9196億円。1部上場2140銘柄のうち、値上がり銘柄数は355銘柄、値下がり銘柄数は1702銘柄となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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