【編集長の視点】トーセは2Q決算発表を先取りしてゲーム関連の内需株買いが再燃し反発

2019年3月20日 09:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 トーセ<4728>(東1)は、前日19日に6円高の837円と反発して引け、25日移動平均線を出没する三角保ち合いから上放れ様相を強めた。同社株は、今年4月4日に今8月期第2四半期(2018年9月~2019年2月期、2Q)累計決算の発表を予定しており、同社が開発を受託したNintendo Switch版の「ドラゴンクエストライバルズ」が、今年2月14日に配信が開始されたことなどから業績期待を高め、ゲーム関連の内需株買いが再燃した。テクニカル的にも株価が、昨年1月の昨年来高値2195円から同12月の昨年来安値670円へ大きく調整したが、この下落幅は大底打ちのメドとされている「半値八掛け二割引き」水準を下回っているだけに大出直り期待を高めている。

■Nintendo Switch向けなどの大型プロジェクト案件が増加

 同社の今期2Q累計業績は、売り上げ17億4000万円(前年同期比7.9%減)、営業利益1億3700万円の赤字(前年同期は9100万円の黒字)、経常利益1億700万円の赤字(同1億1200万円の黒字)、純利益1億400万円の赤字(同4800万円の黒字)と減収赤字転換が予想されている。ゲームソフトの開発受託会社として固定費が先行計上され、第2四半期以降に業績寄与が高まる会計特性が要因となる。ただ今8月期通期業績は、売り上げ53億2700万円(前期比17.9%増)、営業利益2億7100万円(同18.6%増)、経常利益3億3200万円(同24.2%増)、純利益1億9200万円(同2.4%増)と増収増益転換を予想している。

 前期は、顧客先の都合による開発中止案件が発生し、人材育成の販管費増なども響いて減益転換したが、今期は、開発金額の大きい大型プロジェクト案件が増加、ストック収入として寄与する運営サイト数も、26サイトと高水準で推移することなどが寄与する。2月14日配信開始のNintendo Switch版の「ドラゴンクエストライバルズ」に続き、3月1日にはスマホ向けの「クラフトカードゲーム ドットヒーローズ」が発売・配信されている。

■ミニGC示現で25日線出没の三角保ち合いを上放れ一段の戻りにトライ

 株価は、昨年12月に日経平均株価が一時、1万9000円台を割る急落相場に巻き込まれて昨年来安値670円へ突っ込んだ。同安値は、大底打ちのテクニカル的なシグナルとする昨年来高値2195円からの「半値八掛け二割引き」の水準を約30円も下回ったことから、底上げに転じ、中間配当の権利取りで25日移動平均線を回復した。この権利落ち安値791円からは25日線を出没する三角保ち合いを続け、5日移動平均線が、下から上に25日線を抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現したことを手掛かりに上放れ様相を強めている。2Q累計決算への期待も高めてゲーム株買いが拡大し一段の戻りを試し、まず昨年11月以来の1000円大台奪回に進もう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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