東京為替:ドル・円は111円後半で推移、日銀は景気の情勢判断を下方修正

2019年3月15日 12:08

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記事提供元:フィスコ


*12:08JST 東京為替:ドル・円は111円後半で推移、日銀は景気の情勢判断を下方修正
15日午前の東京市場でドル・円はやや底堅い動きを見せた。日本銀行は15日に開いた金融政策決定会合で、現行の長短金利操作の維持を賛成多数で決定したが、輸出、海外経済、鉱工業生産についての判断を下方修正することを決めた。景気の情勢判断を下方修正することは想定の範囲内だったが、金融緩和策をすみやかに強化するとの見方は後退し、リスク選好的なドル買いはやや一服した。午前中のドル・円は111円63銭から111円90銭で推移。・ユーロ・円は、126円18銭から126円57銭、ユーロ・ドルは、1.1300ドルから1.1323ドルで推移している。

■今後のポイント
・110円台半ば近辺が目先における下値目途に
・中国本土株式の動向が手掛かり材料に
・米中協議で人民元相場の安定保証で合意も

・NY原油先物(時間外取引):高値58.63ドル 安値58.49ドル 直近値58.59ドル

【経済指標】
・特になし

【要人発言】
・日本銀行
「先行き当面海外経済減速の影響受けるも緩やかな拡大を続ける」
「輸出、海外経済、鉱工業生産についての判断を下方修正」
「政策金利のフォワードガイダンスを維持することを決定」
「国債保有残高80兆円の増加ペースの目途を据え置くことを決定」《MK》

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