AIによる需要予測活用したアパレル向けMD業務サービス クオリカなどが実証実験

2019年2月6日 12:20

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MDSSとSENSY-AIの連携イメージ(画像:クオリカ発表資料より)

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  • AI需要予測を加味した消化シミュレーション画面イメージ(画像:クオリカ発表資料より)

 パーソナルAI(人工知能)開発のSENSY(東京都渋谷区)と大手システムインテグレーター、インテックグループのクオリカ(東京都新宿区)は4日、MD(マーチャンダイジング)計画システムの開発に向け、実証実験をスタートすると発表した。SENSYが開発した需要予測サービス「SENSY-MD」と、クオリカのアパレル企業向けMD支援システム「MD支援システム(MDSS)」を組み合わせた新サービスの開発を目指す。婦人服・服飾雑貨の企画開発・販売、ファッションサイトの運営などを手掛けるMARK STYLER(東京都渋谷区)も参加する。

 ファッションアパレル業界におけるMD業務は、リサーチ・商品企画から生産・在庫管理など多岐にわたるため、業務の標準化や効率化が困難とされてきた。また、多様化する消費者ニーズへの対応や、価格変更の判断や需要予測を個人の経験に頼らざるを得ないことなど、多くの課題も抱えていた。

 今回の実証実験で使われる需要予測サービス「SENSY-MD」は、顧客のし好や購買のタイミングを感性として学習するパーソナルAIが搭載されている。これにより商品の需要予測が精緻化され、MD業務の最適化が見込まれる。

 一方のクオリカは、流通・サービス業に強みを持つ。同社のMD支援システム(MDSS)はファッションアパレル業界に特有の変動要素が大きい商品の消化状況を迅速に判断し、最適なアクションにつなげるための情報分析・MD計画を行うシステムだ。クオリカでは、属人的になりがちなMD業務の効率化と精度の向上を図るため、MDSSへのAI導入を検討してきたという。

 今回の実証実験では、MARK STYLERの売上・在庫等の実績データをもとにAIが需要を予測し、それに基づいて売価の変更を実施する。その結果と、従来業務での結果を週次で確認し、AIによる予測精度を検証する。MARK STYLERは、AIの活用によってMD業務の精度向上と標準化が実現すれば、業務負荷を軽減でき、本部スタッフの満足度も向上すると期待を寄せている。(記事:Kei_T・記事一覧を見る

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