楽天と筑波大、AI活用した未来の店舗デザイン・ショッピング体験を共同開発へ

2019年2月6日 09:22

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 楽天と筑波大学はAI(人工知能)技術を活用した未来の店舗デザインやショッピング体験を開発する「未来店舗デザイン研究事業」を開始した。実世界とインターネット空間がさらに融合する未来の暮らしの中で、ショッピング体験に関する新しい価値を想像するのが目的。筑波大のホームページ内に同事業の特設ページを開設した。

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 同事業は楽天と筑波大が結んだ特別共同研究事業契約に基づいて実施される。楽天と筑波大は2016年、筑波大に共同研究拠点の「未来店舗デザイン研究室」を設置して、楽天の研究開発機関である楽天技術研究所と、筑波大芸術専門学群、大学院人間総合科学研究科が連携。インターネットを活用した新たな店舗システム研究開発の知見とデザイン思考を組み合わせることで、未来の店舗に関する包括的な研究に取り組んできた。

 今回の共同研究事業では、AI技術を利用するなどした未来のショッピング体験実現を目指し、さらに研究領域を拡大する。筑波大人工知能科学センターが研究に加わり、幅広い学問領域からの視点を取り入れるとともに、楽天が持つインターネットビジネスの知見、技術を加え、複合的な考察に取り組む。

 インターネット通販が急速にシェアを広げる中、実店舗がインターネット通販の仕組みを取り入れる一方、通販側にもコンビニエンスストアの「アマゾン・ゴー」などAI技術を使った実店舗開発に取り組む動きが出てきた。

 実世界とインターネット空間の融合がこれまで以上に進むと予測される中、さらに進化を続けるAIやICT技術を活用することにより、次世代の店舗や小売り、ショッピングのあり方の模索が続いており、新たなモデルが開発されれば小売業の姿が一新される可能性がある。

 楽天と筑波大は「双方の知見を生かした学際融合的な研究の推進で革新的な研究開発、実証実験を推進していきたい」としており、小売業のイノベーションも視野に入れて研究を進める。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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