新興市場銘柄ダイジェスト:MSOLが急伸、日本アンテナはストップ高

2019年2月4日 15:24

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記事提供元:フィスコ


*15:24JST 新興市場銘柄ダイジェスト:MSOLが急伸、日本アンテナはストップ高
<7033> MSOL 5250 +240
急伸。事業投資リスクマネジメントシステムの開発などを手掛けるインテグラートと資本業務提携すると発表している。インテグラートが培った「M&Aなどの事業投資評価プロセス」「リスクマネジメント」のノウハウを体系化し、ネットワークを活かしてBtoB事業の展開を促進する。また、インテグラートが第三者割当増資で発行する普通株及び既存株主が所有する普通株について、1.6億円を上限に取得する。


<3782> DDS 342 -30
急落。18年12月期の営業損益を従来予想の4.44億円の黒字から0.33億円の黒字(前期実績2.33億円の赤字)に、純損益を3.78億円の黒字から9.43億円の赤字(同2.15億円の赤字)に、それぞれ下方修正している。米中貿易摩擦等の影響で納入予定の指紋認証リーダ及びソフトウェアの納品ができず、一部商談が来期以降に持ち越された。スマートフォンを対象とした新サービスの遅れなども響いた。


<6930> 日本アンテナ 907 +150
ストップ高。19年3月期の営業損益を従来予想の3.10億円の黒字から7.50億円の黒字(前期実績1.44億円の黒字)に上方修正。民需向け通信事業者用基地局アンテナや通信モジュール用アンテナが好調なほか、官需向けデジタル無線用アンテナが底堅く推移しているため。ビル内共聴改修工事も堅調。第3四半期累計の営業損益は6.14億円の黒字(前年同期実績1.33億円の赤字)で着地した。


<6573> アジャイル 1351 +96
急伸。台湾子会社が台湾最大級のクラウドファンディング「flyingV」を運営するOntoo Inc.と業務提携契約書を締結したと発表。日本及び台湾でのマーケティング支援や新サービスの開発を行う。具体的には、アジャイルメディアが展開するテストマーケティングプラットフォーム「CATAPULT(カタパルト)」を台湾で連携・共同販売するほか、日本や台湾の企業による互いの市場進出を支援する。


<4783> 日ダイナミク 1210 +13
買い先行もマイナス転換。19年3月期第3四半期累計の営業利益を前年同期比28.7%増の8.16億円と発表している。システム開発事業が順調だったほか、サポート&サービス事業が大幅な増益となった。通期予想は前期比21.2%増の9.50億円で据え置いた。進捗率は85.9%。また、継続保有期間が3年以上の株主に対してクオカードの贈呈分を増やす株主優待制度の変更を行っている。


<4597> ソレイジア 156 +5
大幅に反発。中国国家薬品監督管理局の直属機関である医療機器技術審査センターから、開発品SP-03(がん等の化学療法や放射線療法に伴う口内炎)の医療機器輸入販売承認にかかる同センターでの審査完了及び国家薬品監督管理局への承認上程について、通知を受けたと発表している。今後、事務手続きを経て承認に至るものと同社は想定しており、承認の際は改めて知らせるとしている。


<6063> EAJ 2433 +253
大幅に4日ぶり反発。18年12月期の営業利益を従来予想の1.15億円から1.48億円(前期実績0.62億円)に上方修正している。海外での日本人顧客向けの医療アシスタンスサービスが好調で、海外旅行保険の付帯サービスや事業法人向けアシスタンスサービス、留学生危機管理サービス、セキュリティ・アシスタンスサービスが堅調だった。外国人患者受入を実施する国際医療事業も伸長した。


<4347> ブロメディア 63 +7
大幅高。19年3月期の営業損益を従来予想の0.50億円から1.00億円(前期実績0.88億円)に上方修正。放送セグメントで徹底したコスト削減に取り組んだことが奏功。技術セグメントで既存顧客向けサービスが拡大しているほか、デジタルシネマサービスが好調に推移していることも利益を押し上げる見込み。純損益予想も0.34億円の赤字から1.00億円の黒字(同0.46億円の黒字)に変更した。《DM》

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