NTT-AT、AIで契約書の内容を自動審査するシステム開発 トライアルを開始

2019年1月29日 21:34

小

中

大

印刷

審査プロセス支援システムを導入した効果。(画像:NTTアドバンステクノロジ発表資料より)

審査プロセス支援システムを導入した効果。(画像:NTTアドバンステクノロジ発表資料より)[写真拡大]

写真の拡大

  • システムの特徴

 NTTアドバンステクノロジ(以下:NTT-AT)は28日、AIを活用した「自動ドキュメント審査システム」を試作し、トライアルを開始したことを発表した。このシステムでは、自然言語処理技術で契約書の内容を読み取り、機械学習技術で蓄積した審査ポリシーに基づきチェックを行う。これまで2日から2週間ほどかかっていた契約書の審査期間が、このシステムを利用することで当日回答を可能にするという。

【こちらも】オプティム 契約書を解析、管理するAI・システムの特許を取得

 法務などのバックオフィス業務は人手による作業が多いため、効率化は企業の「永遠の課題」と言われてきた。特に近年は慢性的な人手不足により、企業はバックオフィスの効率化に迫られていた。例えば、企業の法務担当者は、契約書の文面確認や社内からの問合せ対応に大半の時間を費やしており、重要案件の審査や契約コンサルティングといった戦略的業務に時間を捻出できずにいた。自動ドキュメント審査システムを開発したNTT-AT自身も受注したSI案件の契約書の審査に多くの時間を費やしており、審査プロセスの効率化が課題になっていたという。これらの課題に対し、社内からの改善提案もあり、今回の開発に至った。

 自動ドキュメント審査システムは、対象となるドキュメントをシステムにアップロードすると、事前に登録した「審査ポリシー(判断基準)」に従い契約文書をチェックする。もし、審査ポリシーにそぐわない文書があればシステムが指摘し、審査ポリシーに基づいて推奨する文書を利用者に提案。NTT-ATの社内調査によると、システム導入前は、契約書の審査が完了するまでの所要時間が380分、期間が2日から2週間ほどかかっていたものが、システム導入後には所要時間が60分で当日回答を可能にするなど、大幅な効率化を実現したという。

 自動ドキュメント審査システムは現在、NTT-AT社内と先行協力企業で利用されている。今後は、利用者からのフィードバックをもとにシステムをブラッシュアップしながら、SIによる受託開発を主な事業とする企業などに対し、無償トライアルの機会を提供する予定だ。(記事:まなたけ・記事一覧を見る

広告

写真で見るニュース

  • 新型レヴォーグのプロトタイプ(画像: SUBARUの発表資料より)
  • アルマ望遠鏡で撮影された2つの分子雲の疑似カラー合成図。赤色と緑色がそれぞれ、速度が異なる一酸化炭素の同位体分子13COからの電波を表す。左図の青色はハッブル宇宙望遠鏡により観測された水素電離ガスの分布を示し、右図の青色は波長1.3ミリメートル帯の濃いガスに含まれる塵からの電波を示す。2領域とも、フィラメントが集合している「かなめ」(図で青色に示している部分)の位置に大質量星が存在する。(c) ALMA (ESO/NAOJ/NRAO)/Fukui et al./Tokuda et al./NASA-ESA Hubble Space Telescope)
  • 「シビック ハッチバック」と「シビック セダン」(画像: 本田技研工業の発表資料より)
  • 11月29日に開業するブランチ大津京(大和リース発表資料より)
  • スイフトの特別仕様車「HYBRID MGリミテッド」(画像: スズキ発表資料より)
  • 画像はイメージです。
  • Mercedes AMG A 45 S 4MATIC+edition1限定車(画像:メルセデスベンツ日本発表資料より)
  • クリスタ長堀の「クラペロ」のオープンイメージ(クリスタ長堀発表資料より)
 

広告

ピックアップ 注目ニュース