22日の米国市場ダイジェスト:NYダウ301ドル安、世界経済の成長鈍化懸念強まる

2019年1月23日 07:39

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記事提供元:フィスコ


*07:39JST 22日の米国市場ダイジェスト:NYダウ301ドル安、世界経済の成長鈍化懸念強まる
■NY株式:NYダウ301ドル安、世界経済の成長鈍化懸念強まる

米国株式相場は下落。ダウ平均は301.87ドル安の24404.48、ナスダックは136.87ポイント安の7020.36で取引を終了した。中国経済の減速を主因として、国際通貨基金(IMF)が2019年の世界経済の成長見通しを下方修正したほか、世界経済フォーラム(ダボス会議)でも、一部企業の経営陣や投資家が慎重な見方を示したことが嫌気され、売りが先行。今週予定されていた米中通商交渉が、知的財産権を巡る意見の相違で取り消されたことが報じられると、下げ幅を拡大する展開となった。セクター別では公益事業と消費者サービスが小幅上昇する一方で、半導体・同製造装置や小売、資本財が軟調。

医薬品のジョンソン&ジョンソン(JNJ)は10−12月期決算で、ベビーパウダーの発ガン性に関する訴訟関連費用が倍増したことなどが嫌気され下落。工具メーカーのスタンレー・ブラック&デッカー(SWK)は為替やコスト増加により赤字決算を発表して下落。非鉄金属のアーコニック(ARNC)は、身売り計画を断念したことを明らかにし、大幅下落。一方でオークションサイトのイーベイ(EBAY)は、アクティビスト投資家のエリオット・マネジメントが4%強の同社株を取得し、企業価値向上に向けた書簡を公開し上昇。

マーケット終了後にITサービスのIBM(IBM)が発表した10-12月決算は、売上高及び一株利益ともアナリスト予想を上回り、時間外取引で上昇して推移している。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替:世界経済の減速懸念強まる

22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円48銭から109円15銭まで下落したが、109円37銭で引けた。12月の米中古住宅販売件数は予想を下回り3年ぶり低水準に落ち込んだため、米債利回り低下に伴いドル売りが優勢となった。また、中国の成長減速で世界経済の成長見通しが悪化したほか、米中貿易協議が中止されるとの警戒感が強まりリスク回避の円買いが加速。その後、クドロー国家経済会議(NEC)委員長が「ハイレベルでの米中協議が予定通り開催される」と話したことから、リスク回避の動きは後退した。

ユーロ・ドルは、1.1336ドルまで下落後、1.1374ドルまで上昇し、1.1360ドルで引けた。ユーロ・円は、124円38銭から124円05銭まで下落。リスク回避の円買いが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2894ドルから1.2975ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9986フランへ上昇後、0.9964フランまで下落した。


■NY原油:反落、原油需要増加の思惑は後退

22日のNY原油先物3月限は反落(NYMEX原油3月限終値:53.01 ↓1.03)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比−1.03ドルの53.01ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時52.04ドルまで下落した。米中貿易協議進展への期待はやや低下したことや、米国株安を嫌った売りが観測された。中国経済の成長鈍化が予想されており、原油需要増加の思惑は後退しつつある。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 29.09ドル -0.21ドル(-0.72%)
モルガン・スタンレー(MS) 42.41ドル -1.28ドル(-2.93%)
ゴールドマン・サックス(GS)197.68ドル -4.86ドル(-2.40%)
インテル(INTC) 48.27ドル -0.92ドル(-1.87%)
アップル(AAPL) 153.30ドル -3.52ドル(-2.24%)
アルファベット(GOOG) 1070.52ドル -27.74ドル(-2.53%)
フェイスブック(FB) 147.57ドル -2.47ドル(-1.65%)
キャタピラー(CAT) 132.24ドル -4.36ドル(-3.19%)
アルコア(AA) 27.81ドル -1.46ドル(-4.99%)
ウォルマート(WMT) 97.49ドル -0.24ドル(-0.25%)
スプリント(S) 6.04ドル -0.03ドル(-0.49%)《SF》

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