ソレイジア・ファーマは戻り歩調、がん領域創薬ベンチャーで19年以降の上市本格化期待

2019年1月22日 08:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は、がん領域を戦略的疾患領域とする創薬ベンチャーで、候補物質の開発権導入による臨床開発を主力としている。19年以降の上市本格化と収益化を期待したい。なおSP-03は中国での承認取得が19年にズレ込む可能性となったが、販売開始は19年中の予定で変更はない。またSP―04は18年12月に日本で第3相臨床試験を開始した。株価は地合い悪が影響した12月の上場来安値から切り返して戻り歩調だ。底打ちして出直りを期待したい。

■がん領域中心の創薬ベンチャー、開発権導入による臨床開発が主力

 がん領域を戦略的疾患領域とする創薬ベンチャーである。候補物質の開発権導入による臨床開発を主力としている。

 日本および中国を中心とするアジア諸国において、世界の医薬品企業やバイオテクノロジー企業から有望な製品候補を導入し、国際共同治験を含む積極的な開発戦略によって迅速な承認取得を目指している。

 抗悪性腫瘍薬投与に伴う悪心・嘔吐を適応症とするグラニセトロン経皮吸収型製剤SP-01は、中国で18年7月承認取得した。製品上市は19年12月期第1四半期を予定している。18年11月には、中国での販売代理店契約を締結している伊藤忠商事<8001>向けに製品出荷を開始したと発表している。

 末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)を適応症とする抗がん剤SP-02は、日本・韓国・台湾・香港でアジア国際第2相臨床試験(最終試験)を実施中で、19年中の完了予定、20年承認申請予定である。中国では第2相臨床試験(最終試験)準備中である。18年8月にはコロンビアのHB社と、南米地域での販売等の独占的権利に関するライセンス契約(権利導出契約)を締結した。日本地域でのMeiji Seika ファルマとの独占的開発販売契約に続き、収益化を目的とする2つ目の契約となる。

 がん化学療法および放射線療法による口内炎に伴う疼痛緩和口腔用液材SP-03(スウェーデンのCamurus社が09年欧州で上市)は、日本で17年7月承認取得し、18年5月国内独占販売権導出先であるMeiji Seika ファルマがエピシル口腔用液として販売開始した。なお中国では16年5月承認申請し、18年中の承認取得を見込んでいたが、19年にズレ込む可能性が生じている。販売開始は19年中の予定で変更はない。また18年8月にはスウェーデンのCamurus社と、韓国での独占開発販売権利を導入する契約を締結した。19年中の承認申請を予定している。

 がん化学療法に伴う末梢神経障害を適応症とするSP-04(17年11月スウェーデンのPled社と日本・中国・韓国・台湾・香港・マカオでの開発事業化独占的権利導入契約を締結、Pled社商標PledOx)は、Pled社が主導する欧米地域に、日本・韓国・台湾・香港を加えた国際共同臨床試験を実施する。18年12月には日本で第3相臨床試験を開始した。今後、韓国・台湾・香港においても順次開始する。

 なお中国での商流構築に関しては、17年9月に伊藤忠商事と中国販売にかかる代理店契約を締結している。対象製品はSP-01およびSP-03の中国販売用製品で、18年から販売体制を整備している。また自販戦略として、北京市・上海市・広州市では、自社でのセールス・マーケティングを行う。

■19以降の上市本格化と収益化期待

 18年12月期連結業績(IFRS)予想は、売上収益が1億円~6億円、営業利益と純利益が30億円の赤字~32億円の赤字としている。売上収益にはSP-01の中国承認時マイルストン収入と製品販売、およびSP-03日本製品販売と中国承認時マイルストン収入を計画している。

 なお18年12月期第1四半期に、継続企業の前提に関する重要事象等の記載を解消した。また第3四半期累計は、売上収益が1億10百万円、営業利益が15億38百万円の赤字、純利益が15億33百万円の赤字だった。当面は赤字だが19年以降の上市本格化と収益化を期待したい。

■株価は戻り歩調

 株価は地合い悪が影響した12月25日の上場来安値118円から切り返して戻り歩調だ。底打ちして出直りを期待したい。1月21日の終値は167円、時価総額は約175億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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