2018年の漢字「災」を炎上供養! 国上寺バスツアー開催

2018年12月20日 21:34

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国上寺の「炎上供養サイト」(画像: 国上寺の発表資料より)

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 その年を漢字1字で表す今年の漢字。日本漢字能力検定協会が毎年発表をしているが、2018年の漢字は「災」が選ばれた。北海道や大阪を襲った地震や度重なる台風の襲来を受けて、選出されたようだ。

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 自然・社会レベルまでではなくとも、今年1年を「災」と感じた人は少なくないだろう。SNSの普及により個人が簡単に意見を発信できる分、それが炎上の憂き目に遭う機会も増えているように思える。

 そうした大小の「災」を炎上供養すべく、イー・ピー・アイ・トラベル(東京都千代田区)は19日、新潟県最古のお寺として知られる国上寺への日帰りツアーを行うと発表した。

 国上寺は炎上してしまったSNSの投稿などを専用のホームページでアップロードすることにより供養する「炎上供養」を行っているが、今回のツアーではこれまでの炎上供養に加えて、来年も炎上しないように祈祷などを行う。バスツアー中はお経が流れ、昼食の弁当も精進料理となっている。個人・法人問わず参加可能だ。

 国上寺は709年に建立された新潟県最古の古刹。源義経や上杉謙信なども訪れた由緒あるお寺だ。同寺はネット上の“炎上”は現代型の災難であるという考えのもと、炎上供養専用サイトを10月2日にオープン。きちんと供養することで、今後のネット上での無病息災を祈願している。

 住職である山田光哲さんは炎上供養の目的について「若者離れ対策」だと話している。

 パソコンやスマホの画面を通じていろいろ言われ落ち込む若者たち。ネット上で炎上供養のボタンを押すだけで気持ちが楽になれればという思いが住職にはある。仏の教えに基づき、炎上で悩んでいる人に対して誰かが救済しなくてはならないとも考えているという。

 御朱印巡りなどで若い女性が寺を訪れることが増えてきたとはいえ、まだお寺は「おじいちゃんおばあちゃんが来るところ」のイメージが強いと住職は話す。炎上供養を通じて若者の苦悩を救うことができればと言う考えだ。

 同ツアーは東京駅発着で費用は1万9,800円(税込み)。40名までの募集となっている。(記事:藤原大佑 ・記事一覧を見る