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今日の為替市場ポイント:日経平均の反落を警戒してリスク選好的なドル買い抑制も
*08:38JST 今日の為替市場ポイント:日経平均の反落を警戒してリスク選好的なドル買い抑制も
17日のドル・円相場は、東京市場では113円31銭から113円52銭まで反発。欧米市場でドルは113円43銭から112円68銭まで反落し、112円85銭で取引を終えた。
本日18日のドル・円は、主に112円台後半で推移か。日経平均株価は反落の可能性が高いことから、リスク選好的なドル買い・円売りは抑制される見込み。
17日のニューヨーク市場では、米国株式の大幅続落を意識して債券利回りは低下した。この日発表された12月NY連銀製造業景気指数は10.9に低下し、11月実績の23.3を大幅に下回ったことも債券利回りの低下につながったようだが、トランプ大統領は「米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを検討していることすら信じがたい」とツイッターに投稿したことも取引に影響を及ぼしたようだ。
市場関係者のほぼ全員が、今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ポイントの追加利上げが決定されると考えているが、2019年以降の金利見通しについては見方が分かれている。トランプ大統領は追加利上げに反対の立場だが、米国の著名投資家なども追加利上げを見送るべきとの意見を述べているようだ。(米ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高経営責任者など)
18−19日の米FOMC会合で利上げ見送りが決定した場合、ドルは急落する可能性があるが、2019年も利上げが行われる可能性が示された場合、リスク回避的なドル売りはすみやかに縮小するとみられる。なお、FOMCの声明文から、「さらなる緩やかなフェデラルファンド(FF)金利の目標誘導レンジの引き上げ」との文言が削除された場合、株高となる可能性があるが、FOMCの金利・経済予測で物価や経済成長の見通しが下方修正された場合、株安・債券高となる可能性があり、ドルについてはリスク回避的なドル売りが強まるとの見方が多いようだ。《CS》
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