新興市場銘柄ダイジェスト:エニグモやジェネパがストップ高で年初来高値更新

2018年12月17日 15:16

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記事提供元:フィスコ


*15:16JST 新興市場銘柄ダイジェスト:エニグモやジェネパがストップ高で年初来高値更新
<7045> ツクイスタッフ 4200 -
公開価格を53.2%上回る4030円で初値を付けた。16年1月設立。介護・医療に特化した人材サービスが事業の柱。19年3月期の営業利益予想は前期比5.2%減の4.67億円。第2四半期累計の実績は2.54億円で、進捗率は54.4%。人材派遣に加え、就業を希望するスタッフを紹介する人材紹介や教育研修が堅調に推移する一方、販管費の増大が利益を圧迫すると見込んでいる。


<1383> ベルグアース 2080 +90
一時ストップ高。OATアグリオ<4979>との資本業務提携を決めたと発表。互いのノウハウやサービスを提供し、農業分野でのビジネス拡大を加速させる。OATアグリオは18日付でベルグアース株5万株(発行済株式総数の3.94%)を取得する。また、19年10月期の営業損益は前期比765.0%増の1.18億円の黒字を見込む。18年10月期は0.13億円の黒字(前期実績0.59億円の赤字)に転換した。


<3195> ジェネパ 1321 +300
ストップ高で年初来高値更新。18年10月期の営業利益を前期比991.8%増の1.92億円と発表。ECマーケティング事業で利益率が向上し、利益を押し上げた。19年10月期予想は18年10月期以上の売上高及び利益額を見込むとしているが、具体的な数値は公表していない。ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>とのEC事業開始などで変動が予想されるためで、詳細が固まり次第開示するとしている。


<3665> エニグモ 2326 +400
ストップ高で年初来高値更新。19年1月期第3四半期累計の営業利益を14.79億円と発表している。第1四半期から非連結決算に移行しているため、前年同期比増減率は非開示。スマートフォン経由での新規会員獲得が好調に推移したことに加え、アクティブ会員数も増加した。通期予想は前期比2.1%増の17.45億円で据え置いた。進捗率は84.8%に達しており、上方修正への期待が広がった。


<7033> MSOL 4155 +400
大幅に反発。19年10月期の営業利益予想を前期比30.4%増の4.23億円と発表している。全社的なプロジェクトマネジメントの導入及び検討が堅調に推移すると見込む。また、事業領域の拡大を行い、新規顧客開拓を進める。同時に発表した18年10月期の営業利益は65.4%増の3.24億円で着地した。顧客からの案件要請にスピーディーに対応できる体制を構築したことが奏功した。


<4420> イーソル 5170 +120
大幅高。18年12月期の営業利益を従来予想の4.95億円から6.37億円(前期実績4.32億円)に上方修正している。自動車関連が伸長していることに加え、計画していたM&Aや投資案件、基幹システムの導入等の戦略費用が来期以降にずれ込むため。また、持分法適用関連会社との取引に係る未実現利益の調整額が販売進捗を受けてマイナスからプラスになる見込み。


<7325> アイリック 1880 +46
大幅に反発。19年6月期第2四半期累計の営業利益を従来予想の0.79億円から1.75億円(前年同期実績は非開示)に上方修正している。保険販売事業の業績が予想より好調に推移しているため。通期業績予想(前期比66.6%増の4.44億円)は据え置いた。進捗率は39.4%。同社株は9月25日上場した際の初値(2226円)を下回る水準で推移しており、値頃感も買いやすさにつながったようだ。《DM》

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