欧米為替見通し:ドル・円は底堅い展開か、米失業率は1969年以来の低水準

2018年12月7日 17:25

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記事提供元:フィスコ


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い展開か、米失業率は1969年以来の低水準
7日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。中国ファーウェイ幹部の逮捕をきっかけとした米中対立への過度の警戒は後退。また、18-19日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、今晩の米11月雇用統計が堅調となればドルは売りづらいだろう。

前日の海外市場は、米中対立激化への懸念や米利上げペース鈍化の思惑などで米国の長期金利や株価が大きく変動。ドル・円は一時10月29日以来となる112円24銭まで売り込まれた。ただ、NYダウや米10年債利回りの急回復を手がかりに、112円台後半に戻して取引を終え、本日のアジア市場では同水準を中心に下値の堅い値動きとなっている。

今晩は米国の11月雇用統計の発表が材料視される。市場コンセンサスは非農業部門雇用者数が前月比+19.8万人(10月は+25.0万人)、失業率は3.7%(同3.7%)、平均時給は前年比+3.1%(同+3.1%)。前日発表の11月ADP雇用統計(民間雇用者数)は予想以上に増加幅が縮小したが、非農業部門雇用者数が予想内ならドル売りは限定的となろう。

ただ、足元は景気減速に警戒が広がり、失業率や平均賃金が悪化すれば、ドル売りに振れやすい。なかでも失業率に注目したい。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「労働市場は多くの指標で非常に強い」と指摘するように、10月はITバブル期の2000年に記録した3.8%を下回り、1969年の3.5%に次ぐ低水準となった。そうした過去のデータを目安にすれば、雇用情勢の改善はほぼピークに達している。景気の減速感が広がっても不自然ではなく、目先のドル買いは限定的となりそうだ。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・19:00 ユーロ圏・7-9月期GDP確定値(前年比予想:+1.7%、改定値:+1.7%)
・22:30 米・11月非農業部門雇用者数(予想:+19.8万人、10月:+25.0万人)
・22:30 米・11月失業率(予想:3.7%、10月:3.7%)
・22:30 米・11月平均時給(前年比予想:+3.1%、10月:+3.1%)
・22:30 カナダ・11月失業率(予想:5.8%、10月:5.8%)
・24:00 米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:97.0、11月:97.5)
・24:00 米・10月卸売在庫改定値(前月比予想:+0.7%、速報値:+0.7%)
・02:00 ブレイナード米FRB理事講演(金融の安定性)
・05:00 米・10月消費者信用残高(予想:+150.00億ドル、9月:+109.23億ドル)《FA》

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