欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、米中対立激化と米金利差逆転を嫌気

2018年12月6日 17:25

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記事提供元:フィスコ


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、米中対立激化と米金利差逆転を嫌気
6日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含む展開を予想する。中国通信機器大手の幹部逮捕をきっかけに米中の通商摩擦など対立の激化が懸念される。また、米長短金利差逆転により先行きの景気減速が警戒され、引き締め停止時期前倒しへの思惑がドル売りにつながろう。

報道によると、カナダ捜査当局は日本時間の本日早朝、米国の要請を受け中国ファーウェイ最高財務責任者(CFO)を対イラン制裁に違反した容疑により、滞在先のバンクーバーで逮捕した。在カナダ中国大使は即座に「逮捕は断固として反対。早急な釈放を求める」との談話を発表。それを受け、金融市場では米中対立の激化を懸念した円買いが強まり、ドル・円は本日のアジア市場で112円50銭台まで売り込まれた。前週末に行われた米中首脳会談で米国は中国に対する制裁関税を延期すると発表し、いったん緊張緩和ムードが高まっていただけに、対立の激化懸念は幅広く円買いを誘発しそうだ。

また、米国の10年債利回りは前日の休場を挟んで低下基調が続き、長短金利(2年債、3年債と5年債)逆転で景気後退を警戒したドル売りに振れやすく、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ打ち止め前倒しの思惑がドルを下押しするだろう。今晩発表の11月ADP雇用統計(民間雇用者数)は前回を下回ると予想され、明日の非農業部門雇用者数の低調な内容に思惑が広がれば、ドルは一段安となりそうだ。足元では原油安も目立っており、米株式市場ではエネルギー関連株も含めた株安がドル・円をさらに押し下げるだろう。ブレグジットなど欧州リスクでドル売りを弱める可能性もあるが、支持線とみられる112円半ばで下げ止まるか注目したい。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・22:15 米・11月ADP雇用統計(予想:+19.5万人、10月:+22.7万人)
・22:30 米・10月貿易収支(予想:-550億ドル、9月:-540億ドル)
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:22.5万件、前回:23.4万件)
・22:30 米・7-9月期非農業部門労働生産性改定値(前期比年率予想:+2.3%、速報値:+2.2%)
・22:30 カナダ・10月貿易収支(予想:-7.3億加ドル、9月:-4.2億加ドル)
・23:45 米・11月サービス業PMI改定値(予想:54.4、速報値:54.4)
・24:00 米・11月ISM非製造業景況指数(予想:59.0、10月:60.3)
・24:00 米・10月製造業受注(前月比予想:-2.0%、9月:+0.7%)
・24:00 米・10月耐久財受注改定値(前月比予想:-2.4%、速報値:-4.4%)
・02:15 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演(米経済見通し)
・石油輸出国機構(OPEC)総会《FA》

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