【株式市場】日経平均は一時428円安、中国・華為技術の幹部が北米で逮捕と伝わり米中関係を懸念

2018年12月6日 12:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万1514円98銭(404円35銭安)、TOPIXは1613.97ポイント(26.52ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億4845万株

 12月6日(木)前場の東京株式市場は、NY株式が約800ドル安の翌日にブッシュ元大統領の逝去にともなう臨時休日(追悼の日)となり、日経平均は居どころがつかめないまま152円安で始まった。

 その後、「北朝鮮が長距離ミサイル基地を大幅拡張と米CNNが報道」(ロイター通信より)、「中国・華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・最高財務責任者がカナダで逮捕」「中国大使館が米加に厳正に抗議」(同)などと伝えられ、米中関係が再び緊張する懸念が台頭。ソフトバンクグループ<9984>(東1)などの下げが目立った。日経平均は10時20分頃に428円81銭安(2万1490円52銭)まで下押した。前引けも404円35銭安(2万1514円98銭)となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 材料株などの個別物色は活発で、エクストリーム<6033>(東マ)はライセンス許諾地域の拡大が注目されて大きく出直り、イメージ情報開発<3803>(JQS)は引き続き新株予約権の一部譲渡と行使完了が材料視されてストップ高。シンバイオ製薬<4582>(JQG)は治験開始と学会発表など注目され戻り高値に接近。

 東証1部の出来高概算は6億4845万株。売買代金は1兆1025億円。1部上場2119銘柄のうち、値上がり銘柄数は235銘柄、値下がり銘柄数は1815銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値下がりし、値下がり率の小さい業種は、輸送用機器、陸運、不動産、石油・石炭、ゴム製品、建設、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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