5指ハンドのマッサージAIロボットの開発で連携 リッコーと豊橋技術科学大

2018年11月20日 21:08

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開発中の5指ハンドマッサージAIロボ(写真:リッコーの発表資料より)

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  • (写真:リッコーの発表資料より)

 医療機器や健康機器を製造・販売するリッコー(東京都中央区)は20日、5指ハンドでマッサージをするAIロボットの開発を豊橋技術科学大学(愛知県豊橋市)と共同して開始すると発表した。現在、5指ハンドなどのハードウェアの開発は完了しており、AIソフトウェアの開発および、ソフトウェアとハードウェアの統合を目指す。同社は、熟練の施術者とそん色のないマッサージを再現するロボットを開発したいとしている。

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 リッコーと豊橋技術科学大学が開発を目指しているロボットは、カメラ制御部、位置決め部、ハンドロボット部の3部分で構成される。マッサージをする際には、色調や奥行きを計測可能なカメラを搭載したカメラ制御部で人の肩や腰の位置を把握し、位置決め部がハンド部を移動。ハンド部にはつかむための4指と押すことに特化した母指があり、触覚センサーで最適な力加減になるよう制御する。

 また、人間の動きをパラメータ化し、AIによって最適で柔軟な指の動きを再現することを目指すほか、制御データをデータベースに格納して分析し、施術を重ねることに個人に適した最適な制御を行うことも目標としている。

 同大システム制御研究室では、これまで4本指13関節を持つロボットハンドによる肩のマッサージに取り組み、指圧師の指先圧力の計測データに基づくロボットハンドの動作制御システムを構築した経験がある。また、歩行リハビリをアシストするロボット技術も開発しており、こうした研究を元に、今回はAIを用いた柔軟な制御の実現を目的にしている。ロボットハンドの柔軟な制御が可能になれば、どんな体格の人にも対してもすぐに対応でき、多少体が動いても、腰や肩だけでなく全身へのマッサージができるようになるという。

 同社では「熟練者と変わりないマッサージが可能なロボットを実現することで、こりなどに悩む人たちの役に立つとともに、施術者の肉体的負担の軽減や人手不足の解消にもつなげたい」としている。

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