ナック 2Qは厳しい状況のなかでも損失幅は縮小、新商品の開発や販促費の適正化等が奏功

2018年11月13日 09:49

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記事提供元:フィスコ


*09:49JST ナック---2Qは厳しい状況のなかでも損失幅は縮小、新商品の開発や販促費の適正化等が奏功
ナック<9788>は9日、2019年3月期第2四半期(2018年4−9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.8%減の378.35億円、営業損失が12.04億円(前年同期営業損失は15.61億円)、経常損失が12.20億円(同経常損失は15.76億円)、親会社株主に帰属する当期純損失が9.99億円(同純損失14.29億円)であった。

クリクラ事業は増収増益。直営部門ではサービスへの加入者数が増加、また、記録的な猛暑でボトル消費量が増加し、増収となった。加盟店部門は教育・サポートプログラムに注力し増収となった。

レンタル事業は増収増益。主力のダストコントロール商品部門及び害虫駆除部門ともに、基礎顧客数と顧客単価が伸長した。また、ダストコントロール商品部門で1拠点、害虫駆除部門で2拠点を開設、8月にはダスキン<4665>と資本業務提携契約を締結した。

建築コンサルティング事業は減収減益。建築部資材販売では改正FIT法(固定価格買取制度の変更)施行や西日本豪雨等の自然災害の影響で納品が遅れ減収となった。エコ&エコでは収益構造の改善等が奏功し増収となった。

住宅事業は減収、損失拡大。レオハウス及びジェイウッドでは、18年3月末時点における受注残が17年3月末を下回ったこと等により減収となった。ケイディアイでは営業人員の育成・増員による体制強化が奏功し大幅増収となった。

美容・健康事業は減収、損失縮小。「MACCHIA LABEL(マキアレイベル)」ブランド及び「Coyori」ブランドともに、新シリーズの販売等で新規顧客数が増加したが、既存顧客の売上等が伸び悩んだ。損益面では、引き続き販売促進費を抑制し増益となった。

2019年3月期連結業績予想は、売上高が前期比7.4%増の965.00億円、営業利益が同22.2%増の20.00億円、経常利益が同30.2%増の20.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が6.00億円と期初計画を据え置いている。《SF》

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