「リアルおつり投資」プロジェクトが金融庁「FinTech実証実験ハブ」支援案件として採用

2018年11月9日 13:23

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記事提供元:フィスコ


*13:23JST 「リアルおつり投資」プロジェクトが金融庁「FinTech実証実験ハブ」支援案件として採用
セブン銀行、GMOペイメントゲートウェイ、ポケットチェンジ、TORANOTECの4社共同で始動する、ショッピングのおつりやポケットの小銭を簡単に投資に回せる「リアルおつり投資」プロジェクトが、金融庁の「FinTech実証実験ハブ」の支援案件に採択された。
このプロジェクトは、実証実験を通じて、日本の潜在投資家に少額投資の機会を与え、一般社会生活のなかに投資を根づかせること目的に、新たな投資手段や資金移動手段の検証を行うというものである。


プロジェクト概要
トラノテックの完全子会社であるTORANOTEC投信投資顧問が提供するおつりで投資アプリ「トラノコ」利用者を対象に、ショッピングで実際に生じたおつりやポケットの小銭を、そのまま投入できる機械(おつり投入ボックス)を試験設置。利用者は、「おつり投入ボックス」でQRコードによってユーザー認証を行い、手元のおつりや小銭を投入した後、トラノコアプリ内で投入金額を確認、承認すれば、簡単に投資できるというものである。


実施予定期間:2019年2月~4月

このプロジェクトの実施にあたって、「おつり投入ボックス」の開発をポケットチェンジ、「おつり投入ボックス」の管理・運営等をセブン銀行、「おつり投入ボックス」に投入したおつり・小銭データの管理・送金をGMOペイメントゲートウェイ、投入したおつり・小銭の運用等をTORANOTEC投信投資顧問が担当する。
セブン銀行代表取締役社長である舟竹泰昭氏は、次のように述べている。
「『リアルおつり投資』は、毎日のお買い物シーンと投資活動との距離を縮め、これまで行なっていた投資活動を日常生活の中で見える化することにより、革新的なインパクトを持つものと確信しています。『おつり投入ボックス』は、まだまだ現金でお買物をする人々が多い日本社会において、ポケットやお財布の小銭のわずらわしさから解放するという価値も提供し、5円から1円刻みで投資できるトラノコだからこそ実現できるユニークなアイディアとなっています」
GMOペイメントゲートウェイ代表取締役社長である相浦一成氏は、こう語っている。
「『リアルおつり投資』プロジェクトにおいて、対面(リアル)チャネルで取り扱う少額資金の『おつり投入ボックスへの投入』という新たな方法による投資体験を、小銭データの管理・送金によりサポートいたします。本検証結果を活用し、対面チャネルと連動した新たなサービス提供につなげていきたいと考えております」
ポケットチェンジ代表取締役の青山新氏は、こう述べている。
「『現金の煩わしさから人々を解放する』をミッションに掲げる当社にとって、手元の煩わしい小銭・硬貨の活用手段の一つとして『おつり投入ボックス』での少額投資機会をつくりだせることは、利便性とともに全く新しい顧客体験を提供できるものと確信しています」
TORANOTEC代表取締役社長のジャスティン・バロック氏は、次のように語っている。
「トラノコはお買物データに基づいた言わば『データ上のおつり』をコツコツと投資するサービスです。現金でお買物される人々がまだまだ多い中、この度の実証実験で実際のおつりや小銭を簡単に投資に回せるスキームを実現できることを非常に嬉しく思います。『リアルおつり投資』は、日々現金払いを中心とした消費生活をされる方々にもコツコツと投資を始められる機会を提供するものであり、資産運用を日本人の生活に根付かせるきっかけとなる便利なサービスとなると確信しています」


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