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農薬が知的障害の原因になるという研究結果が発表

2018年10月30日 09:29

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 農薬が認知症などの原因となっているという研究結果が発表されたそうだ(Guardian)。

 10月24日に発表された論文「Organophosphate exposures during pregnancy and child neurodevelopment: Recommendations for essential policy reforms」(妊娠中およびび子供の神経発達時におけるリン酸エステル汚染:抜本的な政策転換の推奨)によると、農薬として地球上のあらゆる国でふんだんに使われているリン酸エステル化合物を使った殺虫剤が認知障害、行動障害、神経発達障害の原因となることを示す有力なエビデンスが出てきたという。この農薬は発展途上国では急性中毒で20万人の死者が出るほどの濃度で使われているという。

 有機リン系の殺虫剤が虫を殺せるのは、殺虫剤ががアセチルコリンエステラーゼの活性を非可逆的に失わせるからであり、これはサリンやVXガスなど、軍事的に「神経ガス」と呼ばれているものも同じ仕組みである。農薬に使われているものは低量では安全性に問題はないとされているが、大人には全くコリンエステラーゼの失活が検出できない程度の濃度で晒された場合でも、発達中の子供、特に胎児への影響は覿面であることが複数の研究によって検証された。この影響には新生児の異常な原始反射、未就学児童の精神・運動発達障害、小学校児童に対する視覚記憶、作業記憶、認識処理速度、言語理解、知覚推理及びIQの減衰が含まれる。妊婦が農薬に晒されると、胎児へのリスクはさらに跳ね上がり、注意欠陥・多動性障害 (ADHD)や自閉症スペクトラム症候群(ASD)の原因となる。

 地球上のありとあらゆる場所で使われていて、実質的に影響を抑えることは不可能なので、全面禁止にした方がいいのではないか、という意見も専門家からは出ている。つまり、少数の人が有機野菜や食品洗浄で助かったとしても、農薬の使用量が上がり続ければ、他の圧倒的大多数の人のIQ合計値が下がり続けていくことを意味する。子供たちから奪われた可能性を考えると、その経済効果はとんでもない量になってしまうので、IQが高いままの人にとっても他人事ではなくなってしまう。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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