故スティーヴン・ホーキング博士の遺品がオークションへ

2018年10月23日 20:36

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●車いすも含むホーキング博士の遺品、クリスティーズのオークションへ

 2018年3月に76歳で亡くなった理論物理学者のスティーヴン・ホーキング博士の遺品が、クリスティーズのオークションにかけられることになった。オークションは、10月31日から11月8日まで行われる。オークションにかけられるのは、ホーキング博士の書籍、論文、車椅子を含む遺品など22点。収益金は、博士の名を冠した財団と運動ニューロン疾患協会(Motor Neurone Disease Association)に寄付される予定である。

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●世界的な物理学者の思い出の数々

 オークションに登場する22点の遺品の中でも注目されているのは、1966年にホーキング博士が博士号を取得した論文『Properties of expanding universes(膨張する宇宙の性質)』である。予想落札価格は、11万から17万ユーロとなっている。

 また『Spectrum of Wormholes』や『Breakdown of Physics in Gravitational Collapse』を含む出版物も含まれている。クリスティーズの書籍部門を担当するトーマス・ヴェニング氏は、こうした論文や出版物はホーキング博士の思考の進化をたどるものであると同時に、博士個人の私生活の中でも重要な位置を占めていたと語る。ケンブリッジ大学で学んでいた時代に、ホーキング博士は「筋萎縮性側索硬化症」と診断され、一時期は研究をあきらめたという。そのため、1966年に完成した論文は、ホーキング博士が学究生活に戻ることを決意したことを語る証でもあった。

●私生活を支えた私物も

 こうした研究生活の一端を語る遺品に加えて、ホーキング博士の私生活を支えた車いすや意思伝達装置もオークションに登場する。車椅子の予想落札価格は、1万1千から1万7千ユーロとされている。車椅子は、ホーキング博士のシンボルであっただけではなく、その車輪でチャールズ皇太子の足を踏んだなどの逸話も生んだ遺品である。この時、ホーキング博士は「サッチャー首相の足も踏みたいくらいだ」とユーモアたっぷりに語ったという。

 また、人気アニメ「ザ・シンプソンズ」にホーキング博士が登場したエピソードの脚本、ホーキング博士の著作『ホーキング、宇宙を語る』のサイン入り本などが競売にかけられる予定である。

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