Microsoft、ファイル消失問題修正のWindows 10 Insider Previewビルドをテスト

2018年10月14日 11:34

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記事提供元:スラド

Microsoftは9日、ユーザーファイル消失の問題を修正したWindows 10 Insider Preview ビルド17763.17(KB4467228)をスローリングとリリースプレビューリングのユーザー向けに配信開始した(Windows Experience Blogの記事[1][2])。

Windows 10 October 2018 Updateとして一般リリースされたバージョン1809(ビルド17763.1)ではアップグレード時にユーザーのファイルが消失する問題が報告され、ロールアウトを一時中止している。Windows Updateでビルド17763.17はビルド17763.1と同じ「Windows 10、バージョン 1809 の機能更新プログラム」と表示されるが、KB4467228のパッチが適用済みの状態でインストールされる。ただし、9日にはWindows 10 バージョン1809向け累積更新プログラム(KB4464330: OSビルド17763.55)の配信が始まっており、既にビルド17763.1がインストールされた環境にはこちらがインストールされるため、実際にテストする人は少なそうだ。

ファイル消失の原因についてMicrosoftでは、「ドキュメント」など既知のユーザーフォルダーを別の場所にリダイレクトするKnown Folder Redirection(KFR)の仕様変更が原因だと説明する。バージョン1809ではKFRでパスを変更した元のフォルダーが空の場合に削除するよう変更された。しかし、アップグレードの構成手順変更と組み合わせられた結果、元のフォルダーが空でない場合にも削除される状況になっていたという。
例としては、KFRを使用して「ドキュメント」フォルダーなどを別のローカルフォルダーまたはOneDrive上のフォルダーへ移動した際にファイルを移動しなかった場合や、変更後に元の場所へファイルを保存した場合が挙げられている。また、古いバージョンのOneDriveクライアントで自動保存機能を有効にした場合は元のフォルダーの既存ファイルが移動されないため、同様の問題が発生する(現行版は修正済み)。

後で気付いたのだが、手元の環境では「お気に入り」フォルダーを別ドライブにリダイレクトしており、ビルド17763.1をインストールした際にデフォルトで作成される項目を含む元のフォルダーが削除されていた。同様の環境にビルド17763.17をインストールしたところ、元のフォルダーが削除されなくなったことが確認できた。

なお、Microsoftではバージョン1809へのアップグレードでファイル消失が発生したユーザーに対し、なるべくシステムを使用せずにMicrosoftのカスタマーサービス電話で連絡するよう呼びかけている。これについて、実際にカスタマーサービスへ連絡したRedditユーザーの報告によると、最初に対応するレベル1エージェントはシステムの復元ポイントからファイルの復元を試みるよう説明するだけなのだという。復元ポイントが作成されていない場合はレベル2エージェントに交代し、リモートから操作してバックアップが保存されていないかどうか探したり、ファイルシステム操作によるファイル復元を試みるとのこと。

このほか、バージョン1809ではライセンス認証が無効になる問題も一部で発生しているそうだ。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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