ハッブルとケプラーによる大発見か、太陽系外で初の衛星確認の可能性 NASA

2018年10月13日 20:18

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ケプラー1625bとその衛星のイメージ(C) NASA/ESA/L. Hustak

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 アメリカ航空宇宙局(NASA)は、ハッブル宇宙望遠鏡と系外惑星探査機ケプラーによって太陽系外に惑星を周回する衛星のようなものを発見した、と明らかにした。これが本当に系外惑星の「月」であれば、この発見は世界初となる可能性がある。

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 太陽系外の衛星は惑星以上に検出が難しいうえに、直接結像することができない。ただ、他の恒星の前を通過するときにその星の光を遮ることで、その存在が確認されるにすぎないのだ。今回はコロンビア大学の天文学者アレックス・ティーチー氏とデイビッド・キッピング氏が探査機ケプラーが観測した284の惑星のデータを分析した結果、惑星「ケプラー1625b」が通過した恒星が減光した後に2回目の減光を発見、ケプラー1625bに衛星がある存在を示唆した。

 今回発見されたのは、地球から8,000光年先にある惑星ケプラー1625bの周りを回る衛星らしきもの。「衛星である」というのはまだ仮説段階であり、断定するにはさらなる観測が必要となる。NASA科学ミッション・ディレクターのトーマス・ザブチェン氏は「これが衛星だと確認されれば、衛星の形成についての我々の理解を揺るがすに違いない」と語る。雑誌「サイエンスアドバンス」に寄せられた論文によると、この衛星は海王星ほども大きく、このような大きさの衛星は太陽系内には見られないという。研究者らは「もしこれが本当に衛星だとすれば、この発見は惑星系の形成に新たな洞察をもたらすものだ」とも述べている。

 今後、太陽系外の衛星探査は、観測に適している木星サイズの大きな惑星を対象として進んでいく。現在探査機ケプラーのデータベースにはこのような惑星がほんのわずかしかない。そのため2021年打ち上げ予定のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、ケプラー1625bについてのみならず他惑星の衛星候補発見のためケプラーよりも詳細なデータを得ることに利用される。(秦)

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