富士スピードウェイ、新東名SA隣接の「モータースポーツビレッジ」開発へ

2018年9月5日 12:33

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記事提供元:エコノミックニュース

新・東名高速の小山パーキングエリアおよび小山スマートICから隣の富士スピードウェイを結ぶエリアで開発される「モータースポーツビレッジ」、道路を挟んだ写真左下が富士スピードウェイ

新・東名高速の小山パーキングエリアおよび小山スマートICから隣の富士スピードウェイを結ぶエリアで開発される「モータースポーツビレッジ」、道路を挟んだ写真左下が富士スピードウェイ[写真拡大]

 トヨタ自動車グループの不動産企業、東和不動産は、富士スピードウェイの所在地である静岡県駿東郡小山町が推進する「新東名高速道路・小山パーキングエリア周辺地区土地利用事業」にかかる事業協力者に選定され、同町と開発基本協定を結んだと発表した。

 2021年春の順次開業を目指すこの土地開発計画は、2020年度の開通を予定している新東名高速道路の小山パーキングエリアおよび小山スマートICから隣の富士スピードウェイを結ぶエリアに、レース車両の保管施設やホテル、レストランなどを置き、一帯を「モータースポーツビレッジ」として開発する事業だ。

 具体的な事業内容については、今後公表される計画を待たねばならない。が、現時点では約27ヘクタールの敷地内に自動車メーカー用の大型ガレージをはじめ、隣接する御殿場市に数多くみられる国内のレーシングチーム向けのガレージ、さらにアマチュアドライバーが使用するプライベートガレージの建設が計画されている。

 また、東和不動産と小山町はこれらに加えて、同エリアに宿泊施設やレストランなどを設置予定。モータースポーツを楽しむ人々が安全・快適に過ごすことのできる地域を作り上げるとともに、新たなモータースポーツファンの創生、ならびに地域経済の発展を目指し、双方での協議の上で開発計画を進めていくという。2021年から順次施設を開業する予定。

 ホンダが運営する鈴鹿ランドやツインリンクもてぎのような、サーキットを核としてモータースポーツの魅力を発信する総合レジャー施設計画となりそうだ。(編集担当:吉田恒)

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