マツダ「デミオ」、1.3Lエンジンを廃止し1.5Lに集約する商品改良を敢行

2018年8月31日 17:11

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マツダ・デミオ(画像: マツダ)

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  • マツダ・デミオ
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  • 特別仕様車「Mist Maroon(ミスト・マルーン)」(画像はマツダメディアサイトより)
  • 特別仕様車「Mist Maroon(ミスト・マルーン)」
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■1.5Lに一本化

 マツダは小型乗用車「デミオ」の、ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.3」を「SKYACTIV-G 1.5」に代えるなどの一部改良を行い、合わせて、特別仕様車「ミスト・マルーン」も設定し、全国のマツダの販売店を通じて30日より発売した。メーカー希望小売価格は139万3,200~227万8,800円となっている。

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 2014年の発売から4年を経過した「デミオ」、今回の商品改良は実質的にはマイナーチェンジにあたる。商品の魅力が薄れ、販売が低下するのを防ぐためにも、大掛かりなフェイスチェンジなどを与えるのが通例だが、マツダはボディの外観などには手を加えず、フルモデルチェンジ並みの改良を与え続けてきた。今回の「デミオ」においては、大きな改良点はないものの、現行1.3Lのガソリンエンジンは廃止し、1.5Lに一本化するという思い切ったラインナップの変更となった。

■今回の商品改良の概要

 1.5Lへのサイズアップを受けながらも、現行型の車両価格が維持され、1.3L車がなくなったとはいえ、1.5Lとしては、かなり買い得感のある価格設定といえる。

 1.5Lになったことによって、市街地だけでなく高速道路や坂道などで、ゆとりのあるスムーズな走りを実現し、排気量がアップしたにもかかわらず、逆に実用領域における燃費の向上にも貢献している。1.5Lのクリーンディーゼル車には変更はなく、また、フロントインドウには、紫外線および赤外線を遮断する「スーパーUVカットガラス・IRカットガラス」を採用しているのが変更点となる。

■特別仕様車「Mist Maroon(ミスト・マルーン)」の概要

 特別仕様車「ミスト・マルーン」は、個性的なインテリアデザインを特徴とするスタイルコレクションシリーズの第6弾として設定された。「ミスト・マルーン」には、カラーと素材にこだわり、上質な大人の世界観を表現し、肌触りのよい「グランリュクス(スエード調人工皮革)」や、キルティング加工された肌触りのよいシート地を採用している。

 特別仕様車「ミスト・マルーン」のメーカー希望小売価格はは178万2,000~226万8,000円となっている。

■どうする?ポッカリ空いたエントリークラス

 これで「デミオ」は、マツダが生産する最小車種でありながらも高級化路線となり、価格は抑えられたが、マツダのラインナップには、1.0L~1.3Lという最も量販が期待されるクラスのモデルがなくなった。

 これは、「デミオ」の次期モデル登場するまでの苦肉の一手なのだろうか。それとも今後、少ない資源を収益の大きい高級化路線に集約していくのか、あるいは新たなコンパクトカーを導入する布石なのか。はたまた、軽自動車がそうであったように、顧客の流出を防ぐために他車OEMの供給でお茶を濁すのか。「デミオ」の商品改良には、今後のマツダの企業戦略が見え隠れしている。(田中秀雄)

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