ローソン、朝予約で夕方受取「フレッシュピック」のエリア拡大 約700店舗へ

2018年8月22日 16:46

印刷

 ローソンは21日、スマートフォンで朝に注文すると夕方に店舗で受け取りができる生鮮スーパー「ローソンフレッシュピック」(ロピック)のサービスエリアを拡大すると発表した。8月中には、約700店舗へサービスを拡大する。

【こちらも】セブンとローソン、明暗分かれたネットショップ

 拡大は2回に分けて行われ、8月21日からは、東京都内の杉並区、中野区および多摩地区の合計2区22市1町に、8月28日からは、大田区、品川区、港区、目黒区の4区に拡大する。

■「ローソンフレッシュピック」とは

 「ローソンフレッシュピック」とは、毎朝8時までにスマホの専用アプリで商品を注文すると、指定の店舗で当日18時以降、好きな時間に、受け取ることができるサービスだ。利用には、1回あたり1,000円(税込)以上の予約が必要。

 午前8時までに受けた注文は、ローソンのEC物流センターで商品がピックされ、チルド配送センターで積替えられた後に、当日午後には指定の店舗に納品される。

 2018年3月6日より、東京都世田谷区、渋谷区、神奈川県川崎市、横浜市の一部の約200店舗で取り扱いを開始。生鮮品、豆腐や納豆など毎日配送される日配商品、調味料など約500種類でスタートし、成城石井などのスーパーや専門店の商品、ミールキットも取り揃えた。今回の拡大後は、取扱商品数は約600種類となる。

 総務省統計局の社会生活基本調査によると、ここ数年の間で、女性の社会進出により主婦の炊事と自由な時間が著しく減少しているこという。ロピックは、サービス開始以来、宅配時間にとらわれず、好きな時間に指定の店舗で商品を購入できることから、30代や40代の女性を中心に利用されており、売上も「ミールキット」が35%以上を占めているという。

 ローソンは、今後も「ミールキット」商品の取り扱いを拡大し、取扱店も、年度内には首都圏約2,000店舗への拡大を計画している。(記事:さゆり・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事