松谷化学工業、希少糖が血糖上昇を抑える事実を立証

2018年8月18日 10:39

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 でん粉加工と機能性食品素材の総合メーカーである松谷化学工業は、自社の研究所における研究において、食品に使用される砂糖の一部を希少糖含有シロップに置き換えることで、血糖のコントロールが可能であることを確認したと発表した。

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 希少糖は、自然界には微量しか存在しない希少な単糖とその誘導体の総称であるものとして定義されている。自然界では希少であるが、大量生産の可能性は近年になって開かれている。なお、キシリトールも希少糖の一種で、その他にも数十種類はその存在が確認されている。松谷化学工業は、希少糖「プシコース(アルロース)」などを約13%含む希少糖含有シロップ「レアシュガースウィート」の開発に世界で初めて成功した企業である。

 さて、希少糖含有シロップは、主成分はブドウ糖や果糖であるが、プシコース、ソルボース、タガトース、アロースなどの希少糖を13%程度含有している。これらの希少糖は甘味料であるが、それぞれスクラーゼ活性阻害作用があることが報告されている。

 松谷化学工業研究所では、砂糖の一部を希少糖含有シロップに置き換えた糖液を摂取した時、砂糖摂取時に比べて血糖応答が低減することを確認した。

 実験に用いられたのは、試験食品としての炭酸飲料、プリン、そしてわらびもちである。それぞれの食品に含まれる砂糖の一部を希少糖含有シロップに置き換えた食品を用意し、ランダム化一重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験を実施、血糖反応についての検討を行った。

 結果として、各試験食品摂取時の血糖値上昇曲線下面積が、対照食品摂取時に比べて有意な低値を示すことが明らかになったという。

 なお、今回の研究の詳細は、2018年8月23日の日本食品科学工学会 第65回大会において発表が行われる。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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