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買い戻し先行も上値追いは手掛けづらく/後場の投資戦略
記事提供元:フィスコ
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;22112.09;+254.66TOPIX;1696.55;+13.05
[後場の投資戦略]
欧米株式市場や為替市場の動向を見て日本株市場もやや落ち着きを取り戻した格好だが、日経平均の上げ幅は直近2営業日の下落分の3分の1程度にとどまっており、買い先行後は上値を追う動きも限定的となっている。東証1部売買代金は低調で、新規の買いが入っている印象は乏しい。トルコリラを中心とした新興国通貨安やそれに伴う欧州の銀行の信用不安が株安の震源となっているだけに、日経平均は欧米市場動向を受けたギャップアップ・ダウンからのスタート後、こう着感を強めやすいだろう。国内では主要企業の決算発表が一巡し、買い手掛かりに乏しい状況でもある。
4-6月期決算発表の最終盤となる13-14日は、新興市場を中心とした中小型株の発表が多い。マザーズ市場では好決算のDスタンダード<3925>やオイシックス<3182>がストップ高水準での買い気配となっているほか、UUUM<3990>は高レーティング観測を手掛かりにストップ高水準まで買われている。個人投資家の物色は相場全体の地合いの影響を受けにくい中小型の材料株に向かいやすいだろう。(小林大純)《AK》
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