関連記事
米国防総省、フィットネストラッカーを使用制限 位置情報などの漏洩リスクで
あるAnonymous Coward曰く、 米国防総省は、機密性の高い軍事施設などで、自分の位置を特定される可能性のあるフィットネストラッカーやスマートフォンアプリケーションの使用制限を命じる指令が出された。APが入手したメモによると、スマートウォッチにリンクされているフィットネストラッカーや携帯電話のアプリケーション、その他の電子機器の使用が禁止されるようだ(AP、Engadget Japanese、Slashdot)。
新たな指令では、組織や各部隊のリーダーは、担当地域のセキュリティ脅威に基づいて、各デバイスのGPS機能を使用できるかどうかを判断できるとしている。先のメモでは、各デバイスによる地理的位置情報は、個人情報、場所、ルーチン、国防総省の人員を暴露する結果をもたらし、作戦上のリスクを増大させる可能性があるとしている。
この指令が出た背景には、フィットネスバンドPolarの専用アプリ「Polar Flow」にセキュリティーリスクがあったことが影響しているようだ。この調査では、核兵器を保管している施設に出入りしている人や原子力発電所で働く管理職、北朝鮮の国境付近に駐留する兵士など、およそ6500人の個人情報を取得し、自宅の場所なども特定できたとされている。
スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | プライバシ
関連ストーリー:
フィットネストラッカーの「ヒートマップ」で軍事拠点の情報が公開されるとして問題に 2018年01月31日
Intel、ウェアラブルデバイスから撤退 2017年07月26日
ウェアラブルデバイス購入者の3分の1はもう使っていない 2014年04月04日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
- 英警察のサブドメイン、海賊版ストリーミングに悪用される 1/29 10:26
- Microsoft、重大なサイバーセキュリティインシデントを米証券取引委員会に報告 1/24 09:07
- 北京市司法局、AirDropによる違法文書配布者を特定可能に 1/17 16:04
- YouTube経由で広がるマルウェアが増加 1/16 17:11
- GoogleとBingが有名人の顔合成したポルノ動画へのアクセス容易にとの指摘 1/15 17:50