【株式市場】個別物色になり日経平均は小幅続落だが四半期好決算の銘柄などは高い

2018年8月9日 15:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万2598円39銭(45円92銭安)、TOPIXは1740.16ポイント(4.55ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億1009万株

 9日後場の東京株式市場は、日本時間の10日に米ワシントンで日米貿易協議が開催とあって、四半期決算の好調な銘柄などが個別に注目される展開になり、昭和電工<4004>(東1)は8日発表の第2四半期決算の大幅増益と業績見通しの増額が材料視されて一段とジリ高。13時30分に発表したブリヂストン<5108>(東1)は一時的に下げたが切り返して高い。日経平均は回復傾向となり、14時30分過ぎに4円57銭高(2万2648円88銭)と浮上したが大引けは軟調で3日続落した。東証2部指数、日経JQ平均は軟調だがマザーズ指数は高い。

 後場は、テイカ<4027>(東1)が8日発表の第1四半期決算などを材料に一段とジリ高基調になり、ネットマーケティング<6175>(東2)は10日の発表に期待強まるとされて後場寄り後に一段高。ビーイング<4734>(JQS)は9日の発表が注目されて一段ジリ高。CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は7日発表の四半期決算と業績見通し増額が注目されて一段高。

 東証1部の出来高概算は13億1009万株(前引けは6億8765万株)。売買代金は2兆1833億円(同1兆301億円)。1部上場2104銘柄のうち、値上がり銘柄数は849(同838)銘柄、値下がり銘柄数は1157(同1154)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は9業種(前引けは7業種)となり、値上がり率上位の業種は、化学、水産・農林、空運、パルプ・紙、その他製品、ゴム製品、サービス、機械、海運、となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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