百貨店の井筒屋、コレットなど福岡、山口両県の3店舗を閉鎖へ

2018年8月1日 17:53

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 北九州市を地盤とする百貨店の井筒屋は31日、取締役会を開き、北九州市小倉北区京町のコレットを2019年2月末、北九州市八幡西区黒崎の井筒屋黒崎店を2019年5月末、山口県宇部市常磐町の山口井筒屋宇部店を2018年12月末に閉店することを決めた。ともに売り上げが低迷しており、立て直しが困難と判断した。

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 コレットは小倉伊勢丹から営業を引き継ぎ、2008年にJR小倉駅前で開店した。売り場面積3万平方メートルで、ピークの2009年2月期には135億円の売り上げがあったが、2018年2月期は103億円と24%も減少している。ロフト、無印良品、ココガールズなど若い世代に人気のテナントを入れ、てこ入れを図ったが、買い物客の福岡市流出を止められず、じり貧に陥っていた。入居するビル側と進めていた家賃の引き下げ交渉も決裂している。

 井筒屋黒崎店は1959年、井筒屋八幡店として開店。2001年に地元経済界の要望を受け、黒崎そごうが撤退した現在地のJR黒崎駅前へ移転した。売り場面積2万7,000平方メートルで、ピークの2004年2月期には226億円を売り上げたが、2018年2月期にはほぼ半分強の129億円に落ち込んでいる。

 山口井筒屋宇部店は1969年、宇部ちまきやに井筒屋が出資、1972年にちまきやが撤退したことから、営業を引き継いだ。売り場面積は8,000平方メートル。ピークの1995年2月期に72億円あった売り上げは、2018年2月期で4割弱の28億円まで減少。さらに、建物老朽化による維持コストもかさみ、業績悪化が深刻さを増していた。

 3店舗では正社員と契約社員を合わせて約350人が働いている。井筒屋は可能な限り、配置転換などで雇用を維持したい考え。3店舗のうち、宇部店は自社店舗だが、閉店後の活用方法は未定という。

 井筒屋は2018年2月期まで9期連続で連結売上高が減少するなど厳しい経営環境に追い込まれている。今後は北九州市小倉北区船場町の本店と、山口県山口市中市町の山口井筒屋山口店に経営資源を集中して立て直しを図る方針。(高田泰)

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