EVスーパーカー「アウディ PB18 e-tron」の初公開が決定

2018年8月1日 07:54

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アウディ PB18 e-tron(画像: アウディの発表資料)

アウディ PB18 e-tron(画像: アウディの発表資料)[写真拡大]

  • アウディe-トロン・ビジョン・グランツーリスモ(画像: アウディの発表資料)
  • アウディe-tron(画像: アウディの発表資料)

 アウディは7月30日、米国で8月の「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」ウィーク」において、「アウディ PB18 e-tron」を初公開、展示することを発表した。

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■将来のEVスーパーカーがペプルビーチのために登場

 「アウディ PB18 e-tron」は、アウディが考える将来のEVスーパーカーを提案するコンセプトカーであり、車名の「PB18 e-tron」は「ペプルビーチ2018年」を意味し、同時に、ルマン24時間耐久レースで2012~2015年に活躍したアウディ「R18 e-tronクワトロ」を連想させるものとなっている。この「PB18 e-tron」のデザインは、アウディが米国カリフォルニア州マリブに新設した「アウディ・デザイン・ロフト」が担当している。

■ティザーイメージからわかること

 また、アウディは、「PB18 e-tron」のティザーイメージを1点公開しており、ワールドプレミアは8月23日、米国カリフォルニア州のラグナセカサーキットで行うとしている。24日以降は、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスなど、モントレー・カーウィークの各種イベントに展示される予定にもなっている。

 アウディはフォーミュラEに参戦するために、ル・マンを去ってしまったが、ティーザー画像のフロントエンドのシルエットには、多くのルマン仕様のレーシングカーからインスピレーションされたようにも見える。また、ヘッドライトは非常に広いフロントフェンダーの端にあり、ポッドのようなコックピットが中心から立ち上がる構造になっているようだ。その他のスペックはまだ公表されていないが、日本でもデモンストレーションランを行う予定となっている「アウディe-トロン・ビジョン・グランツーリスモ」と同様かそれ以上の性能を持っていることは間違いないはずだ。

■市販版EV「アウディe-tron」はまもなく発売開始

 またアウディではすでに、ブランド初の市販EV「アウディe-tron」を、9月に米国カリフォルニア州サンフランシスコでワールドプレミアし、初公開と同時に米国予約受注を開始する予定となっている。なお、予約には1,000ドル(約11万円)が必要、としていることも発表している。

 「e-tron」は、今回の「PB18 e-tron」のようなスパーカーとは異なり、アウディのラグジュアリーモデルと同等のスペースと快適性を備えた電動SUVとなる。そして、5名の乗員とその荷物を積載することが可能で、長距離ドライブに対応する航続と、幅広い充電方法を用意する実用性の高いEVとなる。(記事:田中秀雄・記事一覧を見る

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