NASA、設立60周年を迎える

2018年7月31日 17:14

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NASAのケネディ宇宙センター。(c) 123rf

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●1958年7月29日に設立されたNASA

 1958年7月29日、ドワイト・D・アイゼンハワー大統領が「アメリカ航空宇宙局(NASA)」の設立を認める署名をし、正式にこの機関が発足した。今年、NASAは60周年を迎えた。

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 旧ソビエト連邦が、1957年に世界初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功したことを受け、米国の宇宙開発が遅れるとの懸念から機関設立の決定はなされた。60年を経た現在、アメリカとロシアの宇宙飛行士は協力して任務を遂行する時代を迎えている。また、中国やインドなどの宇宙開発事業も急成長し、NASAも設立当初とは異なるシナリオに直面していると言われている。

●アメリカを震撼させた旧ソ連のスプトーニク

 NASAは、設立60周年を記念して当時多数党院内総務であったリンドン・ジョンソン(民主党、後の第36代アメリカ大統領)のスピーチを公表した。ジョンソンは、「宇宙探査には、青写真もロードマップも存在しない。その任務は、宇宙と同様に無限である」と語っている。

 1957年10月4日に打ち上げられたスプトーニク1号の成功は、当時のホワイトハウスにとっては「爆弾が投下されたと同様の衝撃」であったと、宇宙分野の研究者であったアイローン・ギャロウェイはコメントを残している。

 冷戦のさなかのソ連の人工衛星打ち上げは、NASA誕生のけん引力となった。国際社会におけるアメリカの影響力や技術分野におけるリーダーシップを維持するためにも、当時のアメリカ政府は宇宙探査における発展を急ぐ必要があったのである。

●対抗措置として生まれたエクスプローラー1号とNASA

 スプトーニクショックが生み出した対抗措置が、1958年1月31日に打ち上げられたアメリカの人工衛星「エクスプローラー1号」であった。

 そして、その成功からおよそ半年後に設立されたのがNASAである。旧ソ連、のちのロシアとアメリカの宇宙分野におけるライバル関係は、月面着陸をはじめとするNASAの発展に大きく寄与したといえる。そして最終的に、両国は協力関係を築くことになった。

●アメリカとロシア以外の国々の宇宙開発への参入

 1960年代から、インドは衛星やロケットなどの開発を進め世界をけん引するようになった。

 また中国は、2011年に「天宮1号」の打ち上げに成功し、月や火星の探査にも力を入れている。

 NASAもこうした国際的な宇宙開発の参入に刺激を受け、火星着陸探査機の開発プロジェクトが進行中である。

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