日産・リーフNISMO えっ!EVのチューニングカーってどんなの?

2018年7月20日 21:36

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「日産リーフNISMO」(画像: 日産自動車)

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 日本で唯一、設計者の名が残る「スカイラインの桜井 眞一郎」が作ったオーテックジャパン。そのオーテックジャパンのNISMO CARS事業部が手掛ける、日産各車のスポーツバージョンが、ついにリーフに回ってきた。BMW M、ベンツ AMG、トヨタ GRなど各社が手掛けるスポーツバージョンだが、そのスポーツブランドは徐々に広く使われるようになっている。

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 BMWでも「M」だけでなく、最近では「Mスポーツ」などライトチューニング車にまで広げて、徐々に本来のブランドを棄損していくのが常だった。古くは日産スカイラインGT、ブルーバードSSSなど、一般的なセダンと言えなくもない車種にもブランド名を広く使い、徐々にそのブランド力を失わせていく。広く車を売りたいためそのような使い方になってしまうのだが、ニッサン・GT-Rは「プリンス・スカイライン2000GT-B」からの伝統を守っている。しかし、「ニッサン・GT-R」はその存在を保持するのに、日常使用に耐えられないレース専用車とも考えられるほどになってしまった。

 さて、今回の日産・リーフNISMOのように、EVのチューニングカーとは、どのような方向にチューニングするのであろうか?立ち上がりから100km/hまで、リーフはガソリンエンジン・スポーツカーよりも速いかもしれない。いや確かに速い。しかし、最高速は140km/hだから、日常使用の余裕を見ると100km/h巡行に最低限の数値だ。すると、スタイルと操作フィーリングで「スポーツ」を演出することになる。

 電子制御で固められた現代の車なら、制御プログラムをチューニングするだけで、モーターのトルク特性を利して、アクセル、ブレーキ、ハンドル、サスペンションセッティングなどで、かなりシビアなレスポンスを得られることだろう。

 あとは、エクステリア、インテリアなど“見た目”でスポーツを演出していると言える。レースカーからのノウハウを貰ったと言う「レイヤード・ダブル・ウイング」などは、120km/h以上でないと効果は実感できないものであろうが、NISUMOを演出するのに良い材料だろう。しかし現実には、それは日常は「デザイン」であって実効果は望めないし、必要のないものだ。

 日産・リーフに限って、NISUMO仕様について懸念するのなら、リーフは既に街中では有り余る加速力を持っているが、FFであるがため、アクセルを不要に踏み込めば左右に暴れることだ。むしろ、急加速の際には自動的にコントロールする必要がある。つまりFFで、これほどの低速トルクは危険なほどだ。だから、「e-4WD(モーターで4輪をスキッド制御して駆動する)」などのチューニングを施してほしかった。

 桜井 眞一郎ならば、そうしたのではないかと考えてしまう。これからの「EV車チューニング」を考えてほしい。(kenzoogata)

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