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ぐるなびとサントリー、職場の自販機から弁当を注文できるサービス開始
飲食店検索サイト運営の「ぐるなび」は、サントリーの飲料自動販売機をはじめとした総合飲料サービスを展開するサントリービバレッジソリューションと共同で自販機の法人向け宅配弁当の新サービス「宅弁(たくべん)」を7月から開始する。
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「宅弁」を簡単に説明すると、職場に設置された自販機にお金を入れて専用ボタンを押すと、近くの飲食店から弁当が届くサービスだ。具体的には飲料用の自動販売機に「宅弁」のメニューが追加された「宅弁」仕様の自販機で、飲み物を購入するのと同じ方法でボタンを押すと、ぐるなびが曜日ごとにコーディネートした職場近隣のレストランの弁当を注文できる仕組みだ。午前8時から10時の間に注文すると、12時までにレストランからできたての弁当が職場に届けられる。
今回サービスを開始する「宅弁」は、配達先が店舗近隣の企業であること、配達時間や配達場所が決まっていること、さらに決済不要で迅速に配達できることから、ランチタイム前に配達を完了してお店に戻ることができるビジネスモデルとなっている。
そのため飲食店側のポイントとしては、配達要員の確保や配達コストなどをあまりかけずにデリバリー市場に参入ができるメリットがある。さらに「宅弁」利用者が弁当をきっかけに店舗へ直接来店し、飲食店の認知拡大や新規顧客の開拓にもつながるという利点が生れる。
利用者にとっても、12時までにレストランから出来たての弁当が職場に届けられることから、レストランやコンビニなどで昼食を買うための行列に並ぶ必要がなくなり、まさに利用者と飲食店がwin-winの関係になれる仕組みとなっている。
対象となるエリアは、東京の「中央区」「港区」「千代田区」「品川区」で、今後順次エリアを拡大するとしている。
12時から13時のランチタイムは多くの企業はお昼休憩の時間だが、エリアによっては飲食店に入れないほど混雑していたり、移動販売の弁当も大行列で、昼の休憩時間の大部分を待ち時間に取られるという人もいるだろう。今回の宅弁はそんなランチ難民の救いの手となりそうだ。(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る)
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