山崎パン、ガンホー、日本オラクルなど/本日の注目個別銘柄

2018年6月27日 16:10

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記事提供元:フィスコ


<4716> 日本オラクル 9310 +1020大幅反発。前日に前5月期の決算を発表、売上高は1855億円で前期比7%増収、営業利益は560億円で同7%増益となった。売上高の市場予想は1800億円強の水準であり、好調なソフトウェア需要を背景に、想定以上の好決算となっている。3-5月期も前年同期比8%増収、同11%営業増益と、足元でも順調な推移が続く形に。今5月期計画は、売上高が前期比1-5%増収、EPSが305-315円のレンジとしている。

<2212> 山崎パン 2966 +178大幅続伸。みずほ証券では投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に2段階格上げ、目標株価も2100円から3700円に引き上げた。原材料費変動を中心に値上げ判断を行ってきた価格政策を7月から転換し、消極的だった物流コストの販売価格転嫁に踏み出したことをポジティブに評価。今12月期営業利益は会社予想360億円を下回る357億円と予想も、335億円程度の市場コンセンサスは上回るとみているもよう。

<1929> 日特建 689 +23大幅続伸。東海東京証券では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を730円から820円に引き上げている。今期営業利益は会社計画の33.5億円、前期比18.3%減を上回る46億円、同12.2%増を予想。基礎工事の期初手持工事高が高水準であること、公共事業は今年度も堅調推移が予想されることなどを背景としている。また今期配当金の引き上げを発表しているが、業績上振れでさらなる株主還元にも期待と。

<7445> ライトオン 1082 +48大幅続伸。前日に発表した第3四半期決算が評価材料となっている。累計営業損益は17.6億円の黒字、前年同期比23.9億円の損益改善となり、通期予想の12億円の黒字を超過している。直近の3-5月期も大幅増益となる格好に。業績に季節性はあるものの、第2四半期決算時に下方修正を行っていること、足元の月次売上が伸び悩み気味であったことから、ポジティブなインパクトにつながっている。

<9519> レノバ 1490 +140大幅反発。苅田バイオマス事業において、プロジェクトファイナンスを組成したと発表。100%木質バイオマスを燃料とした出力規模約75MWの発電事業となり、同種の発電所としては日本国内で最大クラスとなるもよう。2021年6月に運転開始を予定のようだ。苅田バイオマスエナジーには同社が43.1%を出資、資本・業務提携先で同様に41.5%を出資する住友林業<1911>との初の共同開発案件ともなるもよう。

<6370> 栗田工 3190 +135大幅続伸。SMBC日興証券が投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も3800円から4000円に引き上げていることが買い材料視されている。19.3期から20.3期にかけて水処理装置事業の採算改善が大きく進むと考えられることを評価しているもよう。採算の高い超純水供給事業の増収が寄与するほか、半導体・電子部品顧客の高水準の投資から電子産業向け装置事業の採算改善も継続するとみている。

<3772> ウェルス 1530 +300ストップ高比例配分。企業再生・成長支援ファンドの管理・運営を手掛けるキーストーン・パートナースとの資本・業務提携を発表している。投資案件情報の紹介や共有、優先交渉などのほか、共同投資、組成案件へのキーストーン・パートナースのファイナンスなどが業務提携の内容となっている。また、筆頭株主や同社取締役の保有株33.0%を譲渡するもよう。業容拡大につながっていくとの期待感が先行へ。

<6135> 牧野フライス 832 -39大幅反落。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価も1530円から1100円に引き下げている。前年のハードルを考えると、下期には受注が前年比減少に転じると見込んでいるようだ。下期には前年同期比6%減と減少局面に転じ、それに伴い、20.3期の売上高、営業利益は横ばいにとどまると予想している。低い配当性向なども課題と捉えているもよう。

<3765> ガンホー 299 +21大幅反発、後場に入って上げ幅を広げる。レベルファイブとの共同開発タイトル「妖怪ウォッチワールド」を発表しており、期待材料視される展開のようだ。本日中にも配信を予定。「妖怪ウォッチ」5周年を記念して開発、GPSを使って全国に放たれた妖怪を仲間にしていく妖怪探索位置ゲームになるようだ。最先端の技術を取り入れたゲームになるとし、グーグルが開発協力しているともされているもよう。

<3397> トリドール 2695 +106大幅反発。ハワイのローカルフードである「ポケ」を提供する飲食チェーン「ポケワークス」に出資すると発表している。出資額は約20億円で、出資比率は4割になる見込みとされている。「ポケワークス」は現在、全米8州とカナダで19店舗を展開、米国内で多くのメディアに取り上げられるなど注目度が高まっているもよう。今後の展開への期待感から、押し目買いの動きが広がっているもようだ。《US》

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