USB Type-C、いまだに続く混沌

2018年6月14日 20:55

印刷

記事提供元:スラド

taraiok曰く、 USB Type-Cインターフェイスの策定から4年近くが経過し、搭載製品も増えているものの、このインターフェイスを巡る周辺環境は未だ混沌としているという(Android AuthoritySlashdot)。

 USB Type-Cはディスプレイや電源供給も含めたPCと周辺機器の接続すべてをまかなえるようになっているが、現状では互換性問題や独自仕様がはびこる状況となっており、「ユニバーサル」からはほど遠い状況のようだ。

 電源供給機能だけを見ても、たとえば給電する機器によって(同じ電流と電圧が記載されていたとしても)充電速度が変わることがあるという。そして、こうした問題は充電器やケーブルを見ただけでは分からないそうだ。

 USB Type-Cは多くの機能と互換性を持っているが、すべての製品がすべての機能をサポートしているわけではない。そして、機器が対応する様々なモードや専門用語は省略されることも多く、それによってこういった状況が生まれているようだ。

 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | ハードウェア

 関連ストーリー:
USB Type-C ケーブルの技術検証レビューをAmazonに多数投稿していたユーザー、AmazonからBANされる 2018年05月23日
USB Type-Cケーブルの仕様を確認できるチェッカーが販売される 2018年05月23日
USB 3.2、策定へ 2017年07月27日
将来DisplayPortコネクタは消え去り、USB Type-Cに集約される? 2017年06月20日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事