日本からお別れVW・ビートル特別仕様車 産業革命、戦後の香りが消えていく

2018年6月3日 10:29

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「ザ・ビートル エクスクルーシブ」(画像: フォルクスワーゲン グループ ジャパン)

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 いよいよお別れ。フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、2019年に「ビートル(通称カブトムシ)」が日本で販売終了することを記念して、特別仕様車「ザ・ビートル エクスクルーシブ」を発売する。これは“See You The Beetle キャンペーン”の第3弾として2018年5月29日に発表されたものだ。

【こちらも】フォルクスワーゲン、限定車「The Beetle Exclusive」を発売

 エクステリアでは、18インチにアップしたアルミホイール、ダークティンテッドガラス、LEDテールランプなどで違いをアピールする。インテリアは、ナパレザーでダイヤモンドステッチが施されている。ブラックに統一されたダッシュパッド/ステアリングホイール/ドアトリムなどは珍しくはないが、ベージュ&ブラックツートンカラーシート、などでワンランク上の演出を試みている。

 さらに、純正ナビゲーション、シートヒーター、フルオートエアコン(アレルゲン除去、花粉除去フィルター)などを標準装備して特別感を出している。良くある特別車の演出だが、ビートルに郷愁のある人には、かえってオリジナルの香りがする内外装が欲しかったところだ。ディープブラックパールエフェクトとピュアホワイトの2色のボディカラーが用意されている。

 現在まで南アフリカで生産されてきたと聞いているが、一つの時代の終わりを感じる出来事だ。ご存知とは思うがビートルは、ヒトラーの「国民車構想」にポルシェ博士が応じたものだが、実質的量産は戦後になって進められた。産業革命の象徴のような存在であり、また「決してモデルチェンジしない」ことで、大量生産して価格を安くすることを使命としていた。この考え方は、アメリカ・フォード車に引き継がれ、T型フォードも同じように企画された。その後、GMが計画的モデルチェンジを提唱し一時代を成し遂げたが、すぐに日本のトヨタが「トヨタ生産方式」で多種少量生産を進め現在に至っている。引き続いて「マツダ・コモンアーキテクチャー」が一時代を築くかは、同じところを目指す規模の大きなトヨタのTNGAの成否にかかってきているようだ。

 学生時代から見てきたビートルだが、現在はすっかり近代化しており、今回の特別車は昔の面影を追うのではなく、ビートルの「歴代の完成車、最終型式」として祝福してあげる気持ちで注文してはいかがであろうか?若い人々にも良い記念になることであろう。(kenzoogata)

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