「約束のネバーランド」アニメ化決定、あらすじと見どころを解説

2018年5月29日 09:19

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(c) 白井カイウ・出水ぽすか/集英社

(c) 白井カイウ・出水ぽすか/集英社[写真拡大]

 白井カイウ原作の少年ジャンプ連載コミック「約束のネバーランド」のアニメ化が決定した。

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 2019年の冬アニメとして放映される事が決定しており、すでにYouTubeにてエマ・ノーマン・レイの作中ナレーションを使用したPVが公開。6月8日には「アニメ化解禁ポスター」が全国の書店に掲載される。本記事では、「約束のネバーランド」のあらすじと見どころを解説する。

■あらすじ

 グレイス=フィールドハウスという孤児院には、髪の色も肌の色も違う多様な人種の子ども達が暮らしていた。

 そこでは、ママと呼ばれる唯一の大人マム・イザベラが子ども達の面倒を見て、優しい彼女はみんなから慕われていた。特に、コニーという女の子はママのことが大好きで、ママの塗ったリトルバニーというウサギのぬいぐるみをいつも大事にしていた。

 ある日、12歳になったら里親に出されるという施設の慣習で、コニーは里親のもとに行くことになった。11歳の聡明で溌剌とした女の子であるエマは、旅立つ彼女を笑顔で見送る。しかし、コニーがいつも大事にしていたリトルバニーを忘れていったことに気づいたエマは、ママに固く禁じられている夜間に施設外に出て、届けることにした。

 エマはとても頭が良く穏やかで大人びた少年ノーマンとともに施設外に出ることに成功。しかし、そこで2人が目にしたのは信じられない光景だった…

■見どころ

 「約束のネバーランド」は、アクションや友情をテーマにした作品が王道とされる少年ジャンプにおいては、異色とも言えるミステリー・サスペンス系の作品である。

 その異色さと話題性はかっての「デス・ノート」を彷彿とさせる。しかし、本作の世界観はデスノートともまた異なり、非常に限られた狭い世界をメインに描かれている。そんな、閉鎖的な空間での話ではあるが、緻密なストーリーと息もつかせぬ展開を見せ、大人対子どもという斬新な構図の頭脳ゲームも見どころである。(記事:野崎 隆央・記事一覧を見る

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