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軽トラック「スーパーキャリイ」、スズキから新発売
スーパーキャリイ X。(画像:スズキ発表資料より)[写真拡大]
スズキは、新型の軽トラック「スーパーキャリイ」を5月16日に発売した。広く使い勝手の良い室内と、軽トラックでは初めてとなるという前後の誤発進抑制機能を採用している。
【こちらも】ダイハツ、「ハイゼットトラック」一部改良 軽トラ初の衝突回避支援システム
スーパーキャリイのベースは、スズキの「キャリイ」である。扱いやすいエンジンと広い荷台、そして頑丈な車体で好評の軽トラだが、これに付け加えてスーパーキャリイは、まずキャビンを後方に拡大して室内空間を広くした。また、シートリクライニング機構を採用し、シートスライド量も増やしてゆとりのある運転姿勢を実現している。
また、全車が頭上にゆとりをもたせたハイルーフ仕様で、オーバーヘッドシェルフによって荷物も収納できる。座席後方にも荷物を置くスペースを確保するなど、収納性が高く、またキャビン下にも空間を設けて、キャリイと同等の荷台フロア長を実現。
安全装備としては、前述の通り、前方・後方の誤発進抑制機能、「スズキセーフティサポート」を搭載。これは全車に標準装備となっている。
なお、スーパーキャリイの発売と同時に、キャリイにもスズキセーフティサポートが標準装備となり、オプション設定車も追加された。
年間販売目標台数はキャリイシリーズ全体で6万5,000台。価格は消費税込で97万4,160~133万9,200円。
ちなみにスーパーキャリイは、2018年の5月10日から12日にかけてパシフィコ横浜で行われたトラック業界最大の展示会「ジャパントラックショー」に展示された。それも単に車を紹介しただけではなく、ダイハツとスズキの合同による「軽トラ市」なるブースを立ち上げ、荷台に採れたて野菜などを積み込んで会場入りし、その場で即席市場を営業したのである。
なお、ダイハツ側が展示したのは「ハイゼットジャンボ」。実質的にスーパーキャリイのライバルはこのハイゼットジャンボであるといえよう。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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