日経平均は23,000円超で戻り売り圧力低下、SMBC日興証券(花田浩菜)

2018年5月11日 11:40

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記事提供元:フィスコ


*11:40JST 日経平均は23,000円超で戻り売り圧力低下、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

5/11付の「DailyOutlook」では、日経平均の売り圧力について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『3月期決算は本日、決算発表のピークを迎え、東証1部では約380社が発表する予定となっている。今年は年初から3月に向けて円高ドル安トレンドとなっていたため、“ガイダンスリスク”が懸念されていたが、足元では日経平均は堅調に推移しており、悪材料の織り込みは進んでいるようだ』と伝えています。

続けて、投資家の不安心理を示すともいわれるボラティリティ指数は日米ともに2月の急騰(=株式市場は急落)前の水準にまで戻ってきていることを挙げ、『決算発表シーズン後には“仕切り直し”の上昇相場が期待できよう』と分析しています。

さらに、『ただし、本格的な上昇相場となるには、さらなる市場エネルギーが必要だ。日経平均が20,000円台を回復した昨年9月19日以降の価格帯別累積売買代金を調べてみると、21,250円から23,000円が、商いが盛んであった価格帯となっている(250円刻み)。換言すれば、23,000円を超えると累積売買代金が大きく減少し、戻り待ちの売り圧力は低下する。来週いっぱいまでは決算発表シーズンが続くため様子見姿勢は続こうが、その後の需給の改善期待を通して上値が軽くなる可能性がある。もうしばらくの辛抱か』とまとめています。

最後にレポートでは、『日経平均と価格帯別累積売買代金』をグラフにして紹介していますので、詳しくは5/11付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》

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